シマノの高耐久「SW」シリーズの「ストラディックSW」がリニューアルです
なぜかシマノのTOPページのお知らせには載ってないんですが、「リール」カテゴリを見ると、先日発表された「ヴァンフォード」ともう一つ・・・
20ストラディックSW
が新しくなって載っています。
出典:シマノ
前モデルがシルバー✕ゴールドなデザインだったんですが、今回はブラック✕シルバーで、結構ブラックが強めなので19ヴァンキッシュにも似たようなカラーリングになっている印象です。
前モデルがたしか18年モデルだったと思うので、20モデルとしては結構早いタイミングのリニューアルとなってます。
そして前モデルは「4機種」と絞られた機種だったのですが、今回一気に「10機種」の登場となりまして、4000番から10000番まで、と幅広いリリースになります。ショアジギングからオフショアジギングまでをカバーする中堅リールとなってます。
20ストラディックSWのスペック表
出典:シマノ
ショアジギングからスーパーライトジギングに使える4000〜5000番、ライトジギングに6000番〜8000番といったような用途に良さそうなラインナップで、大物狙いの10000番までリリースされます。
価格も高耐久なSWシリーズとしては控え目の定価が3万円ちょい〜3.8万円ということで、そろそろツインパワーSWがリニューアルされるのでは・・・と思っていた人はちょっとガッカリしてる人もいるかもですけど、サブリールとして十分な性能はありそうです。
そして今回私注目のポイントは「Xシールド」というシマノの独自技術。
ボディ・フタ合わせ面、スプール・ドラグノブ接触部をはじめ、随所に強力なシーリングを施すことで水の浸入経路を遮断。過酷な条件下で繰り広げられるSWゲームにおいて、高い信頼性と耐久性を確保。
SWモデルという事で、ショアジギングやジギングで潮を被るシーンも多くなるわけですが、水の侵入経路を遮断するような対策が新たに施されており、塩ガミによる劣化やサビなどを防止する役割があります。
そしてさらにシマノの「Xプロテクト」が「Xプロテクト for ラインローラー」として搭載。
NEWストラディックSWには、ストッパーベアリング部に加え、ラインローラー部にもそのXプロテクト構造を搭載し、さらに防水性能が向上した。ストッパーベアリング部と同様に、図のように海水の侵入経路をシール部材で物理的に遮断することで、高い水圧にも耐えられる構造へと進化。ラインローラー内部のベアリングを過酷な環境下から守り抜き、従来品に比べ、ベアリングの耐久性は従来比10倍以上※に。
とにかくリールで一番塩ガミの問題があるのが「ラインローラー」なわけですが、PEラインが海水を含んだままラインローラーを通るので、避けられない箇所なわけです。そこを改めて強化して、ベアリングの耐久性は「従来比10倍」と驚異的な耐久性を実現してるようですね。
今はあんまり気にしないんですが、昔は私「敢えてラインローラーはプラカラーから変えない」という事をやってる時もありまして、要は錆びるのにわざわざベアリングにしなくても、、、と思ってました。
今はかなり改善されているので、ベアリングにしても全然問題ないと思います。とはいえ釣行後のメンテはお忘れなく。
で、もう一つ気になったのが「自重」です
4000番は旧モデルと5g軽量化されただけなんで無視レベルですが・・・5000番が誤記ではないとすると
310g → 430g
120gの重量UP、となっています。
軽量リールが人気の中、高耐久を取って敢えての自重UPなのか・・・?というのが気になりますね。
発売は9月〜11月
4000番は9月、それ以外は11月に登場のようです。
既に予約を受け付けているショップがありますね。
ステラSWのサブリールとして、とりあえずショアジギングやジギングを始めたい、という人に注目のリールだと思います。