アブワークスの「ゼノン Mg BFスプール」を買いまして
気づけば1ヶ月位放置してたわけですが、久々にインプレです。
アブからゼノンMG7、LTX用のスプールが出るとこの前書いたわけですが、発売されたので購入しました。
サイドカップを落としたわけではありません。開けてるだけです。
これまでゼノンLTXにはAMOスプールを使っていたわけですが、それはそれで満足してたんですね。
飛距離も出ますし、PE1号150Mというラインキャパもあるし、スプール重量も非常に軽いので使い勝手の良いスプールだったのです。
なので実はAMOスプールを買い増すか、というのを考えてたんですが、同じものを予備として買うのもなぁ、と思いまして、せっかくなので今回のゼノンMg BFスプールにしてみよう、ということで購入です。
これは、アブの宣伝がよろしくないぞ
このスプールの特徴として公式が挙げているのが
・マグネシウム素材スプール
・純正スプールより27%の軽量化
・カム式可動板により、可変式のマグネットブレーキになる
・セラミックボールベアリング採用
という所が主なんですが・・・・このスプールの凄さは他にあります。
それは・・・「スプール側のブレーキ設定のカスタマイズが容易」という部分です。
ゼノンLTXはマグネットブレーキ(マグトラックス3)だからマグネットの数を変える、というカスタムも簡単なのですが、このスプールは非常に簡単にスプール側の設定を変えられます。
それがこの部分です
まあちょっと画像がボヤけてますが・・・それはさておきこの金具が曲がった部分があるのが分かるかと思いますが
この部分はこういうパーツ(予備が1個付いています)になります。
これで何が凄いんだという話なんですが、このパーツは曲がっている部分を持って、専用工具が無くても簡単に手で外せるんですよ。
で、外したらワッシャーやバネが入ってるわけでして、詳しい方ならもう分かると思いますが
ワッシャーの数やバネの強さで可変ブレーキの調整が出来る
のです。例えばダイワのSVやMAG-Zのようなブレーキってバネの強さだったりで伸び感を変えたり出来てるわけで、流石に2段階のSV BOOSTやMAG-Z BOOSTのようには行きませんが、これを簡単にユーザー側でカスタムが出来る、という点なのです。
これほど簡単に出来るので、極端な話釣り場で調整すら出来てしまいます。たぶんパーツ無くすのでやらないほうがいいですが。
この機構、凄くないですか?
とりあえず、マグネットはAMOスプールと同設定、ワッシャー追加で投げてみた
AMOスプールは強化マグネットが付属してくるので、(スプールの軽量化のために、磁力が働くスペースが小さくなっている)それに普段変えているわけですが、そのままポン付けでも全然使えます。
結果・・・
5gルアー → 普通に投げられる
9gルアー → 快適
13〜18g → スプールが唸るけど全然OK
特にレッドペッパー Jrが非常によく飛ぶ気がしており・・・ルアーによっては同クラス最高レベルの飛距離が出ている、ような気がします。測ってはいません。
スプールの唸りは気になる人は気になるとは思いますが、私は気にしないので問題なし。
数百投くらいはしてみたものの、急に風が吹いたり、ギリギリを突くみたいなことをやらなければ普通にトラブルも少ないです。
バックラも数回程度、風が吹いたタイミングだけだったので安定したキャストが可能。
最初からこのスプールが付いていれば・・・
ゼノンLTX、私非常に良いリールだと思っておりまして、24スティーズより使用頻度が高いです。
巻き感や質感などは圧倒的に24スティーズですが、飛距離は同等以上、140g台の自重による軽快さが勝っている上、トラブルレスですし、より軽量なルアーも投げられます。私はやりませんが1g程度のジグヘッドを使ったアジング・・・なんてことも出来るようなので、バーサタイル性能としては非常に優秀なリールなのです。もう1台買っちゃおうかなと思うレベル。
このスプールが最初から付いていれば・・・天下を取れ・・・は言い過ぎかな・・でも良いリール、良いスプールだと思います。