ダイワの32mm経スプール最高峰のベイトリール「24スティーズ SV TW」のファーストインプレ

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ダイワ

 

24スティーズSV TW XHLが届きまして

敢えて「24」と書きましたが、私の購入したXHLという番手は2023/12発売予定でして、特に遅れもなく実際に届きました。

もう手放しちゃいましたが、私16スティーズSV TW、スティーズCT SV TWは以前所持しておりまして、スティーズリミテッドを除くと「マットな質感」のボディだったんですけど、今回は黒を基調とした光沢のあるボディになっており、高級感がかなりUPしています。

まあ、その分お値段もガツンと上がりまして、定価が7.72万円です。スティーズCTが6.3万なので、昨今の原料高などはありますけど、だいぶお値段は高くなってしまいました。

先に「前のモデルは手放した」と書いてるように、私は性格上コスパ重視な部分がありまして、高級機種は代替となるような機種が出たら手放してしまうわけで、割と高級機種には手厳しいタチですw

果たして32mmスプール搭載機としては最高峰のスティーズが、私がメイン機として使用している名機「アルファス SV TW」をぶっちぎる事があるのか?というのを書いていきたいと思います。

 

 

 

 

まずは質感などの比較

まずはアルファスとの質感などの比較ですが、その前に重量比較。

 

24スティーズ → 160g

アルファス → 175g

 

15gの差がありまして、持ち比べると分かりますけど、気になるくらい違うか、と言われるとO型の私からするとそんなでもないです。ゼノンLTX(150g)くらいまでいくと結構違うんですけどね。

 

巻き心地など

巻き心地も空回しでは両方ともHYPERDRIVE DESIGN採用機種のため結構良い感じでして(スティーズは到着直後はグリスべったりですが)、そんなに差は無いかなと思っていたんですが・・・

いざ実釣で使ってみるとですね、これは結構違います。アルファスが悪いわけじゃないんですが、スティーズがとにかく「軽快感」「剛性感」が素晴らしいのです。なので必然的に巻いた感じでも結構差はあるように思います。勿論新品の機種と、1年そこそこ使い込んだ機種なので差は出てくるのはしょうがないのですが、HYPERDRIVE DESIGNでだいぶ抑えられた「ダイワ機種の巻いた際のカチャカチャ感」がさらに軽減されているのがスティーズですね。

ブレーキ設定について

24スティーズはゼロアジャスター、いわゆる「メカニカルブレーキ」がありません。

これはちょっと賛否ありそうな部分かなとは思いますが、ダイワの思想的には一度設定したらいじることはない部分、ということで「ゼロアジャスター」というものだったんですが、個人的にはあったほうが良かったかなぁ、とは思います。確かにそんなにいじらないんですけど、少し調整する事はあったりするんで、無いというのは調整幅が無いことになるのでなんか寂しい部分ですね。

そしてマグブレーキなんですが、主に「シャワーブローズ 77.7(9g)」を多用したんですけど、普通に3~4くらいの設定で概ねトラブル無く投げられます。上手い人なら0~1でも投げられるんじゃないかレベルです。つまりはちょっと調整幅として狭いと言いますか、10以上の設定って使います?というような設定なので、ちょっと調整幅が狭い気がしますね。まあ重いものをぶん投げる事は想定されてないリールではあると思いますが、ボディ剛性の高いリールなのでもうちょい幅があるような設定でもよかったんじゃないかな、とは思います。

ちなみにアルファスのフィネススプール使用時は6~7程度を使用してますので、緩めようと思うとまだ先がある感じです。

 

パーミングが素晴らしい

ダイワ機はどれもよい感じではあるんですが、その中でも抜群に持ちやすいリールだと思います。私が使ってきた中ではNO1ですね。

とにかく持った際の違和感がない。

私は手は大きいほうなんですが、新しいリールを持つと、普段使っている物とは異なるんで、誰しも多少なりとも違和感を覚える事はあると思うんですが、これが全然ないんですよ。つまり最初からしっくり来ているという証拠なのかなと思います。

散々使っているにも関わらず、逆に途中でアルファスに持ち替えたら違和感を覚えましたw

といってもこれもアルファスがダメというわけではなく、とにかく考えられたボディになってるな、という感じですね。

 

 

飛距離はそれほど差異は無いように感じますが

これは私がアルファスで社外スプールを使っているせい、というのもあるんですけど、純正だと若干スティーズのほうがSV BOOST搭載で飛ぶかな、というくらいでそんなに差は感じないです。ただSV BOOST搭載なので純正スプール同士で比べたら、スティーズのほうが最後の一伸び感はありまして、キャストが気持ちよいのは差があります。

 

ちょっとキビレ釣ってみた

トップを4時間投げ倒しましたが・・・モワッというような反応すら一切なかったので・・・ちょっと久々にクレイジーフラッパー使用でボトムの釣りを。1投目で釣れたんで拍子抜けでしたが。

今回の24スティーズでは「ドラグクリッカー搭載」という点がありまして(スティーズCTは搭載されてますが、SVTWは搭載されてなかった)これはやはりあったほうが良い派の私としては歓迎する部分です。ちなみにアルファスにもありません。

ドラグ音はまあダイワのベイトって感じです。シルバーウルフやジリオンを持っている方がいたら同じようなものと思っていただければ良いかなと。

そして実際に掛けた際の安心感は非常にありまして、これはボディ剛性が非常に高い所から来ている部分かなと思います。チヌなんて余裕ですね。

 

総合的にとても悩ましいリール・・・ではある

純正のアルファスと比べると完全に上位互換と言ってよいリールではあります(といってもスプール自体が違うので互換性はありませんが)

剛性、パーミング、飛距離、どれもアルファスに劣る部分は思いつかない感じではあります。なので使用感は確実にアルファスを超えてきてます。

ただ実釣において影響が大きい部分は飛距離だったりすると思いますけど、これはアルファスは社外スプールを使うことで糸巻き量は少な目ですが、ほぼ同等の飛距離は出せるので、実釣上では大きな差は無いかなと思います。あと社外スプールを使ったアルファスのほうがより軽量なルアーは扱えますね。4g以下なんてほぼ投げないけど。

となると実売で約3倍くらいの値段差がある点を踏まえると・・・悩ましいなと思うわけですね。まあ陸っぱりで使うタックルなんて、中級機種とハイエンド機でそんな差があるんか、というと実釣上はそんなに無いんですけど。

発売直後なんでまだ社外スプールのようなものは無いんですが、出たらより軽量なルアーも扱えるようになるんで、

 

・趣味が釣りである(ほかの趣味に使うお金は特に無いという私のような人)

・とにかく使用感を重視

 

こういう人はスティーズが良いかなと思います。

 

とりあえず私は近所ではスティーズ、遠征用はアルファス、みたいな使い分けでしばらくやってみようかなと思います。

なんでかっていうとアルファスは予備のスプールまであるからです。遠出して再起不能バックラとか洒落にならないので・・。

まさか、アルファス用SV BOOSTとか今更出さないですよね・・・?

 

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