先日「アルファスCT SV」を買って気づいたのですが、「CT」はライトゲームに最適です
先日「アルファスCT SV」を購入しまして・・・4〜10g程度のルアーを扱うのに最高の使い勝手だ、という事に気づきました。
私シーバス・チニング・メッキ等を狙ったライトゲームを主体としてますので、使うルアーの幅が5〜20g程度、という感じでして、特にライトゲームになると5〜10g程度のルアーを扱うことが多いわけです。
というライトゲームにドンピシャだということは知ってたのですが、何となく手を出してなかったんですね。
が、いざ使ってみると
最高です
という事で、20モデルなAIRではなく19モデルのCTではありますが、購入したのでインプレです。
ちなみに私アジングはしません(というか近所ではアジング成り立たないんで)ので、1gをキャストする〜とかそういう使い方ではなく、5g前後のルアーを使うライトゲームが多い、という感じではあります。
早速開封
アルファスの白箱とは違って、スティーズCTは黒です。
購入したのは2020年追加の「SH」ではなくエキストラハイギアの「XH」です。30mmスプールだと巻き取り量が足らないのでXHです。
XHでも一巻き76cm程度なので、他のリールに比べると巻き取り量は少ないですね。
そしてさすがスティーズシリーズと言いますか、フラッグシップモデルですので専用のリールケースが付属します。
この状態で箱に入ってます。
そして出したのがこちら。
30mmスプールのリールになるので、ボディも専用設計で、質感も非常に良いですね。
スティーズSV TWはつや消しのボディですが、スティーズCTは艶のあるボディです。
持った感じもかなりカッチリした剛性感のある仕上がりで、空回しした巻心地も良いです。さすがという感じ。
さらにスティーズSV TWとは違って「ドラグサウンド有り」です。と言ってもベイトのドラグサウンドは低音のカリカリしたような音なのであまり好きじゃないんですが、無いよりはある方が良いですね。
という空回しではいい感じですが、実際に投げてみました。
いろいろとルアー投げてみた
いきなり軽いルアーを投げると、PEラインが軽すぎるので水を含ませるために、まずは重めのルアーを投げてみます。
今回使ったロッドはアブガルシアのソルティースタイル ベイトフィネスカスタム。
軽いルアーを投げる際にロッドの問題で投げにくい、という事が無いようにこのロッドをチョイス。
まずセットしたのはジグパラマイクロ スリム 15g。
まあ15gもあるので投げられて当然、むしろCTでは上限に来るくらいのルアーなのですが、かなり飛距離は出ます。
アルファスCTだとブレーキ6くらいで投げるのですが、8程度から始めるとかなりブレーキが強いので、徐々に緩めて行きますが、「3」がギリギリラインが浮かないくらい、という感じですかね。このくらいの設定なら、スピニングより5%くらい控えめ、というくらいの飛距離が出ます。なのでかなり飛距離は優秀ですね。
で、次に6gのDUELのLGヘビーミノーを選択。
これもブレーキ4くらいで普通に投げられますし、6gはかなり気持ちよくキャストが出来ます。バックハンドで投げても「スーッと伸びる」感じも残るくらいでとても心地よい感じで投げられますね。
で、そろそろ厳しくなるくらい重量、4.5gの「LGポッパー」を投げてみます。
オーバーヘッドキャストなら全然余裕で投げられます。特に無理している感も無く、ちゃんと投げられますね。
バックハンドのようなロッドをしっかり曲げる必要があるキャストでギリギリ行けるかな、という感じの重量という感じはしますね。これ以上軽くなると、オーバーヘッドキャストなら可能そうですがバックハンドのようなキャストだとコツが必要そうです。
ので気持ちよく使えるのは5g程度、5gを少し下回っても気をつければ使える、という感じですね。
ちなみに「20タトゥーラSV TW」でも軽いルアーは投げられますが、「投げられる」と「快適に扱える」とはちょっと違いまして、30mmスプールのアルファスCTやこのスティーズCTだと「快適に扱える」というのがはっきり分かります。
なので私がライトゲームで使うようなルアーは概ね問題なく、もはやスピニングでなくてもライトゲームが成立するくらいです。
とにかくトラブルレス
スティーズCTを使った印象ですが、正直20タトゥーラSVTWやスティーズSV TWに匹敵するトラブルレス性能です。
割と適当に投げても、全然バックラッシュしませんね。
ブレーキをかなり緩めにした状態でサミングが遅れると当然ながらバックラッシュしますが、かなり軽い程度で済みますし、とても優秀です。
少しピーキーな感じを危惧してましたが、全くそんな事はなく、かなり扱いやすいです。素晴らしい。
では、アルファスCTとスティーズCTの何が違うのかというと・・・
アルファスCTも正直「かなり優秀」と言っても良いと思います。価格を考えるとアルファスCTはかなりコスパが高いです。
ただ、どちらも30mmスプールという事は共通なのですが、そもそも「ベースが異なる」という事に由来する使い勝手と言いますか、明らかにスティーズCTのほうが使いやすいのです。
スペック上は正直「TWS」が搭載されているか否か、という違い以外は大きく違わないように見えるのですが、アルファスをベースとしたボディを採用したアルファスCTと、新設計のスティーズCTでは、実際に触ってみるとスペックでは見えない結構大きな違いがあります。
先程ブレーキ設定の違いを少し書きましたが、スティーズCTはかなりトラブルが起きにくいブレーキとなっていて、アルファスよりさらにトラブルレスな感じがします。これがTWSだけなのかどうかは難しい所なのですが、やはり価格差がある分「全てにおいてスティーズCTのほうがちょっとづつ上である」というような感じです。
アルファスCTのパーミングも非常に優秀ですが、スティーズCTはさらに優秀、というような細かい違いの積み重ねが上、という感じですね。
ただこれが数万円差、と考えると、アルファスCTの優秀さも捨てがたい感じです。安売りが始まっているアルファスCTでも十分扱いやすいです。XHが無いのが辛い所ですが。
2020年買って良かったリストに入るのは確実なリール
正直2020年買った釣具としては、「20タトゥーラSV TW」がダントツかな・・と思っていたのですが、ここに来て19モデルではあるものの、スティーズCTはかなりいい線行っていると言いますか、久々に「これは良い!」と思うリールに出会った感じがします。
そのくらい私の用途には合っているのと、トラブルレス性能、キャストフィーリングどれも素晴らしい。
約5万円程度、という事を考えると決して安くはないのと、今は「スティーズAIR」のようなベイトフィネスリールが出ているので、アジングのような1g台のジグヘッドを扱うような釣りまではカバーしていないため、若干中途半端な位置づけになってしまっているものの、5g程度のルアーを扱うベイトリールとしては「正直なところ最高の使い勝手」ではないかと思っています。
私が主にやるようなライトなシーバス、チニング、メッキといったターゲットならこの1台で全てカバーできます。
とにかく抜群です。このリール。