皆べた褒めするじゃないですか。23レガリス。
思い返してみると、たぶん今年100釣行くらいしてるんですけどね、
スピニングは5回位しか使ってない
んですよ。23エアリティ何で買ったんだという(笑)
あまりにもベイトに慣れすぎて、スピニング難しいとすら思うようになってしまいまして、全然使わないわけですよ。なのでエアリティは完全に眠っているわけですね。あ、ちなみに18ステラも2年位使った覚えがないな・・・。
じゃあ別にハイエンドじゃなくて良くね?と思いまして、乗り換えてやろうかと思って買ったのが、この秋大注目の新製品である、「23レガリス」なわけです。youtubeとか見てると皆べた褒めですからね。
ということで23レガリスのインプレをお届けします。ソルティストも買おうとしたんですが、タトゥーラベースだしなぁ、と思って今回は見送りました。300は買うかもですけど。
まず開封から
まず箱!
箱なんでどうでもいいですね!ベージュっぽい色の箱です!やっぱりどうでもいいですね!
はい開封!
実質8000円くらい?で買ったんですが、まあ当然2万円台〜のリールに比べると随所にチープ感はありますが、このお値段を考えると中々悪くないんじゃないか、と思います。
そしてこのお値段で「AIRDRIVE ROTOR」搭載です。
そして・・・極めつけは・・・
このお値段でリール袋が付いている
最近のリールではコスト削減のためか、リール袋が付属していないものが増えてるわけですが、レガリスはちゃんと付属しています。
いや別に必須じゃないんですけど、このお値段でちゃんと付けてくるとは予想外ですよダイワさん。
では、私の主観が満載ではありますが、早速他のリールと比較をしてみましょう。
VS 18レガリス
今回買った23レガリスは「LT2500S-XH」というモデルで、私が所持している18レガリスは「LT2000S」という事で番手は違うんですけど、まず今回の23レガリスの最強のアップデートとして、「ねじ込み式ハンドル」という点があります。
これにより、
巻き感は18レガリスに比べて雲泥の差
です。やはり折りたたみ式のハンドルは不安定というか、カチャカチャするわけなんですけど、ねじ込み式になったのでそういった点は皆無になりました。ものすごく進化してます。巻いた感じのブレもほぼ感じません。剛性感もかなりUPしている印象です。これは18レガリスを触ったことがあれば、べた褒めされるのは分かるレベル。
個人的に23レガリスを5段階の「5」とするなら18レガリスは「3」くらいという感じですかね。
VS 23エアリティ
これも雲泥の差です。あ、エアリティの方が断然上なんですけど。比べるなよレベルで違います。
ちなみに23エアリティと23レガリスは同じ番手を買ったんで比較しやすいわけですが、まあ全然違いますわ。
自重も30gほど違うんで、もはや別物レベルで持った感じから違います。巻き心地の大きな差や、巻きノイズもエアリティは非常に少ない。
でも・・・お値段5〜6倍違うんだよなぁ・・
っていう点を考えると、アジングとか、とにかく軽量さから来る高感度な情報が必要だとかの繊細な釣りじゃなかったらですね、ぶっちゃけレガリスでもいけますよね、って感じです。だってライトゲームからショアジギングまで4台揃えても4万円以下ですからね。4台分になっても、まだエアリティ買えないわけです。恐ろしい。
特に私なんて23レガリスを主にチヌトップで使おうと思ってるんで、30gの自重の違いはあるものの、低価格帯のリールだし雑に扱ってもいいや、っていう所を考えると、もう23レガリスでいいんじゃない、って思うレベルです。
これだけ値段差があると、例えばエアリティのスプールに傷が付いたら一発で1.4万円コースなわけですが、レガリスだと18では4000円くらいだったので、恐らく23も同等くらいのお値段かなと思われます。なので傷とか気にせずガンガン使う用途にはやはり安価なモデルが良いですね。
点数を付けるとすると、これはエアリティを5段階の「5」とするなら、23レガリスは「2.5〜3」というところくらいかなと感じます。ただ繊細な釣り以外の実釣における差はほぼ無いと思って良いかと思います。なので部屋で空回しするとそれなりに差を感じますが、ぶっちゃけほとんどの釣りでは全く差は出ないんじゃないかなと。というか実際に差は出ませんでした。
とりあえず23レガリスはBBが少ないので、ハンドルノブ周りを2BBに変更したらさらに良くなりました。のでこうすると確実に「3」下手すると「3.5」というくらいの所までは近づきそうです。
23レガリスで実釣してみた
まあ私の実釣はチヌトップなんですが・・・
とりあえずチヌ・キビレを40UP含む6枚ほどキャッチしましたけど、
・巻き感
・飛距離
・ドラグの出方
・剛性感
については全く問題無かったです。特にドラグについては、むしろ安価な価格帯のシマノのリールより、ATD-TYPE Lになったことでスムーズに出る気がしており、これもこの価格帯としては非常に良い部分ですね。以前ヴァンフォード所有してましたけど、ヴァンフォードよりドラグの出はスムーズに感じます。
さらにチヌを掛けて、足元の木に引っ掛けないようゴリ巻きしたりもしたんですが、18レガリスに比べてかなり剛性感はアップしている感じがします。リールのたわみのようなものは全くチヌくらいであれば感じなかったですね。
今回の実釣では「ブルーカレント85TZ/NANO」というチヌトップではかなり長めのロッドを使ったので、逆にそこそこの自重があるレガリスくらいのリールのほうがバランスは良かったかも、というのもあります。
そして皆気になる「ワンピースベールじゃない」点について
これはですね、結論申し上げまして「ベールを返す時に若干引っ掛かることはある」となります。
0.6号くらいの細いPEを使ってたのでちょこちょこ発生したのですが、ベールを返す際にちょっと引っ掛かることがあるのは気になったポイントです。
なんですが、結局のところスピニングってベール返した後指にラインを引っ掛けてキャストするわけじゃないですか、なのでその時点で普通に気づきますし、普通に引っかかりもほぼ解けます。
のでちょっと引っ掛かることがあるのは事実ですが、実釣において別に困ることはほぼ無いと思います。
ダイワは釣りブームが下火になる事に備えている、のでは
キャンプブーム、釣りブームがもう下火になりつつある上、円安・・というような景気が良くない話が多いわけですが、この状況が続くと、ハイエンド機は売れなくなる可能性はあるかなと思います。企業なら当然高価格帯のハイエンド機が売れるほうがいいわけですけど、材料費の高騰や販売数が伸びない恐れに備えて、とにかくダイワはこの「低価格帯のレガリスにかなり力を入れてきた」という点が伺えます。
正直価格が価格だけに、価格面を抜いてしまうとハイエンド機に比べて「メッチャいい!」という程でも無いんですが、かといって悪いという程でもない、かなり絶妙な位置にいる上、「1万円以内で買える」という事で、とにかく低価格帯を抑えに来たという感じがしますね。
皆がべた褒めする理由はわかる
店売りたぶん8000円台くらいだと思うので、これから改めてリールを買おうと思っている人については
とりあえず23レガリス買っとけ
と自信を持って言えるレベルに到達していると思います。サブ機としても非常に優秀。価格を考えると抜群に良いですこれ。この価格帯ではダントツNO1と言えるリールですよ。
私めったにスピニング使わない事を考えると、もうハイエンド機手放して23レガリスでいいかな、と思い始めています。
あ、ちなみに超タフな釣りをするとか、ショアジギングとか、ランカー狙うシーバスとか、そういう人はもうちょっといいリールを買いましょう。そこまで大型の魚を狙わないのであれば全く問題ありません。
・ねじ込み式ハンドル
・ATD TYPE-L
・AIRDRIVE ROTOR
この3つで買うに値する十分なリールです。どうせ繊細な部分なんてフィールドに立ったらすぐ忘れますからね。
とかさんざん褒めてますけど、私は引き続き諸々の理由からベイトを使います。ただ23レガリスは久々に「スピニング使おう」と思えるようなリールですね。
(追記)さらに使ってみた
この後さらにチヌを10数枚トップで釣りましたが、全然問題なしです。その後シーバスやメッキをそこそこ釣ってみましたが余裕です。
当面23レガリスで全然問題ないと思います。すばらしい。
(追記)リールスタンド買ってみた
23レガリス用にリールスタンドを買ってみました。記事はこちら。
(追記)遂にはランカーサイズまで・・
大型の魚にも耐えられました。記事はこちら。