もっと早く発表して欲しかった・・と思うダイワの「アルファス SV TW 800S」最速ギア比と浅溝スプール。

今最もバーサタイルと言えるリールの一つ、アルファスSV TW

発売は2021なのですが、今私が最も使っているリールというと「21アルファスSV TW」なんですよ。

21ジリオンSV TWや22タトゥーラTWなども所有しておりますが、最も使うのが21アルファス。

ちなみにノーマルで使ってるわけじゃなく、レイズスタジオのシャロースプールを使っておりまして、2.5g程度の軽量ルアーすら投げられる、ベイトフィネスにも使えたりするリールなのです。

しかしまあ社外スプールなわけで、純正のクオリティの高いスプールを使いたい、とか、追加購入するのもなぁ、という人もいると思うのです。aliexpressで買うのを躊躇する人もいますよね。

というところに、個人的には心待ちにしていた「800S」というシャロースプール搭載の追加モデルが発表されました。

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スプールだけじゃなく最速のギア比モデル

Φ32mm超々ジュラルミン製SVシャロースプールの開発・搭載で、フィネス領域から太糸を使用したカバーのパワーフィッシングまで対応。スプールレスポンス向上と、ALPHASならではのコンパクトフォルムによりキャストの入力を上げずともコンパクトスイングでキャストが決まる。低弾道キャストはもちろん、高いキャストアキュラシーにより、ピンスポットを正確に撃ち抜くことが可能となる。

出典：ダイワ

これまではギア比が「8.1」のモデルが最速ギア比だったんですが、今回「8.5」が追加になります。

その結果巻取り量が81cm→85cmにアップ。

4cmかよ、という感はあるとは思うんですが、少しでも巻取りが速いモデルが欲しい私のような人には魅力的なモデルです。

ちなみにラインキャパシティが12lbラインの場合

800：　12/45-90

800S：　12/25-55

という感じでかなり減っています。なので元々ラインを減らして巻いていた人はその必要は無くなります。

このシャロースプールにより、よりハイレスポンスな使い勝手になることは間違いないですね。

ちなみに外観も少し変わります

こちらが800モデル。前から出てたやつ。

そしてプロトモデルのようですけど、こっちが800S。

出典：ダイワ

ハンドル周りのカラーが変わっています。ボディもちょっと色合いが違うようには見えますが、光の加減のような気もするのでそこは何とも。

発売は2022年7月

動画も公開されています。

私は既に800モデルを持っているので、ちょっとどうしようかなぁというところですが、まだアルファスSV TWを持っていない人は、用途によっては今回のモデルのほうが合う人もいると思うので、要チェックなリールですね。

ダイワリールの中では割と唯一無二のモデルに

まあ先述のフィネススプール搭載でのお話前提にはなるんで、今回のシャロースプールでどうなのかはまだ不明ですけど

・フィネススプール使えば3g程度のルアーが正確に投げられる（標準スプールだと4.5g〜という印象）

・巻取り量が85cm（スティーズCTはXHでも76cm）

・ボディ剛性も比較的高い

というベイトフィネス領域をカバーしつつも、巻取り量が多く（85cm）、ボディ剛性も高いというリールになるので、実は意外と唯一無二なリールになったりします。巻取り量だけで言えばジリオンが90cmありますが、ジリオンだと34mmスプールなので、快適に投げられるルアーが5〜6gからといった、ちょっとベイトフィネス領域は難しい感じになります。またジリオンとは10gの自重の差がありますが、これ結構軽快さに影響するポイントで、アルファスのほうが軽快に扱える感があります。

というダイワ内ではちゃんと被らないポジションになるリールなんで、強いて競合するリールと言うと、シマノの「メタニウムシャローエディション」かなと思うのですが

シマノ 22 メタニウムシャローエディション XG L 左ハンドル (2022年モデル) ベイトリール /(5)

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シマノメタニウムシャローエディション XG R 右 22年モデルベイトリール

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私持ってないので何となくのお話になってしまいますが、そもそもメタニウムは34mmスプールなので軽量ルアーの扱いはアルファスの方が得意な領域になるので、近づけようとするとメタニウムでも社外スプールが必要になったりします。

となると結構な価格差があるので、メタニウムでベイトフィネス的な領域をカバーするには4万円超〜のお値段が必要になります。そんな中アルファスのフィネススプールは6000円台くらいなので、概ね３万円以内で実現可能という価格差の問題があります。メタニウムSEのほうが自重は軽くなりますので、メタニウム好きな方はメタニウムでも良いと思うんですが、個人的にはダイワのマグブレーキのみ調整というお手軽さも気に入っているので、個人的にはアルファス推しです。

という点を考えると、実は競合がメタニウムSEだったりするんですが直接被ったりしない、というリールになるんです。

まあ、、、バス用だとそんな巻取り量要るんか、という問題があるので、アルファス自体は「バーサタイル」なリールですけど「何をメインに使うリールなのか」と問われるとちょっと謎ではあります。個人的には800Sでよりチニング向けになりましたけど。

もう800Sを黒く塗ってドラグクリッカー付けたら「シルバーウルフMX SV TW」と言ってもおかしくないリールに・・。