「釣り場」というのはとてもセンシティブな問題を抱えておりまして
私「とりあえず釣れればいいや」的な人ではあるので、あまりサイズに拘らないと言いますか、その結果ですね、ほどほどに釣果は上げられるようにはなったわけです。最近チニングのコツを覚えたのでボウズはさらに減りました。
という小物ハンターな私ではございますが、たまに「釣り場」について聞かれる事もあるわけです。
正直、個人的には教えても構わないんですけど、
釣りにおける「場所」というのはとてもセンシティブな問題なのです
なので聞かれても回答は割と曖昧な回答をするわけですけど(河口から数キロ地点ですよ、とかね)これはしょうがなくてですね、釣り人が集まってしまった結果、
・ゴミが増えた
・騒音問題で近隣住民から苦情が出た
・そこで釣りを楽しんでいた人とトラブルになった
などなどの問題が起きるわけです。のでネット上に場所を公開する場合は「あまりにも有名」とか「だだっ広い」とかそういう場所しか私も紹介しないわけです。例えば「宮崎港」って教えたとしても、もともと人も多いですし、そんなに問題ないわけです(というか釣れないんで)
じゃあどうしたら良いのか、という事で、とんでもなく前置きが長くなりましたが「場所探しのコツ」をいくつかお伝えします。
同じ場所に通って経験値を積むのが重要
私実は「同じポイントにずっと通っている」んですよ。たぶん3年くらい、かなりの頻度で同じ場所に通っています。
と、言っても同じ場所にずっといるわけではなく、川の上流〜下流それぞれ500M程度は移動するので、全長1kmくらいはランガンするわけです。
もともとその場所は「あまり混んでないから」、「そこそこシーバスが釣れるから」、という理由で通っていたんですけど、実は通えば通うほど新しい発見がありまして、わざわざポイント開拓しなくても試したい事が季節ごとに出てくるわけですね。なので私のシーバス、メッキ、チヌの釣果はほぼ同じ場所なのです。
つまり何が言いたいのかと言いますと、「普段行っているポイントでも、通えば新しい発見がある」という事なのです。
その場所では私自身で釣り方やポイントを開拓したんで、同じ釣り場で釣りをしている人はそこそこ居るんですけど、狙いが被らないんで場所を変える必要がないんですね。同じ釣り場で引き出しが諸々あれば、例えば「橋脚の明暗に先行者が居る」という場合は別の釣り方をすればいいわけです。引き出しを増やすには正直「同じ場所に通うしかない」と、思うわけです。
釣り方の引き出しを増やそう
例えばですね、「今日はシーバスを狙おう」と思ってお気に入りの場所に行ったとします。そこには既に先行者が居ました。
というシチュエーションは誰にでもあると思います。
その場合の選択肢としては
・先行者が帰るのを待つ
・ちょっと場所をずらして入る
・場所を変える
の3択だと思うのです。で、これを4択にするには「チニングに変更する」という方法が1つあります。チヌは明暗を撃つ必要は無いので、「シーバス狙いを諦めれば釣りは成立する」わけですね。
そんな無茶な・・という場合もあります。どうしてもシーバスが釣りたいんだ、と。
であれば「場所を変える」が無難な選択肢になります。私だったら「明暗を捨ててストラクチャーを撃つ」に変更します。夜はやり辛いですけど、そもそも明暗じゃなくてもシーバスは居ますので、別に明暗にこだわる必要は無いわけです。
という選択肢に辿り着くには、やはり「通って地形を把握したり、どのポイントにシーバスが居るのかを知ること」しかないわけです。
明暗を撃てば釣れる、確率が高い、というのはありますが、それしか選択肢が無いと「運で釣る」となってしまいますので、なんとか引っ張り出す引き出しを常に持っておくことが重要なわけです。
場所選びのコツ
これはいくつか「コツ」があります。こういった要素が含まれる場所を探しておくと良い、という例としては
・シーバス、チヌが隠れられるストラクチャーがある(橋脚、岩場など)
・橋脚などの明暗がある
・水深の浅いエリア、深いエリアがある(満潮、干潮で釣り分けるため)
・ちゃんと流れがある
・河口から数キロ圏内(そこまでに堰がない場所)
・できれば、車で行きづらい場所(人が集まりにくい)
これらの要素がある釣り場は良いです。これらの要素があれば、余程多数の先行者が居ない限りは釣りが成立します。
私の行く場所はこれらすべての要素があります。
と言っても最近気づいたんですけどね
可能なら2タックル持参がオススメ
とか言いながら私めんどくさいので1タックルしか持っていかない事が多いんですが、先に書いたとおり
シーバスが駄目ならチヌに逃げる
という事が出来るからです。シーバスに比べてチニングは道具が少ないのでルアーなどの持参物は少なくて済みます。
ただシーバスロッドでチニングは出来なくはないですがちと辛いので、できれば2タックル持参するか、不意の大物が来てもなんとかなるようにタモは必須、という感じですね。
どうしても1タックルで、という事ならオススメはブルーカレントの85/TZ NANOあたりですかね・・。
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私はこういう場合はいつものブラックスター 2nd S78でやりますが、それは「たいして大物来ないから」という理由です。
最近気づいたんですが・・・私「PEラインを魚に切られたこと無い」んですよ。リーダーはありますけど、魚を掛けてPE切られたこと無いんですよね。なのでたいしたサイズが出ない場所ならライトなタックルのほうが面白いです。折れても知りませんが。
という事でまとめ
とりあえず長々と書きましたが
・通い詰めれば新しい発見がある
・そのための釣り方の引き出しを増やそう
・場所の見直し(ストラクチャーの有無など)
といったコツがありますので、「普段通っている場所」が良い場所の要素を持っているか、持っているなら魚を引っ張り出す経験値や釣り方を色々試してみましょう、という感じですね。
ちなみに余談(私に「よく釣りますね!」と言ってくれる方へ)
基本的に「ボウズ」という事をわざわざSNSに書いたりしません。
正直、皆さんが思っているより余程多く、釣りに行っています
土日なんて天気が悪くなければ基本ダブルヘッダー(朝晩釣行)です。
ということはどういう事かと言うと
「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」って名言ですよね