今回は20タトゥーラ SV TWの実釣編です。
前回は箱から開けて空回し程度の記事でしたが、今回は20タトゥーラSV TWを使って、雨の中早速シーバスを狙いに行ってきました。
今回は旧モデルの「17タトゥーラ SV TW」との比較もしてみようと持参しています。
まずは今回導入した20タトゥーラ SV TWでもろもろルアーを投げ倒してみます。
軽いルアーや投げづらかったルアーへの対応力がかなり向上してます
スプールが20モデルより32mmになったことにより、軽いルアーへの対応力アップが期待されていたのですが、こちらは期待通り対応力が向上している、というのが実感できました。
投げてみたのが以下。
・サスケ SF-75 (6g)
・ブローウィン 80s(8g)
・ミニエント57S(11.5g)
・シャルダス14(14g)
・ガボッツ90(11g)
・静ヘッド7g+R32(9g程度)
17タトゥーラから投げようと思えば普通に投げられたルアー達なのですが、メカニカルをちょい締め気味、ブレーキ6くらいにしておけば、サスケSF-7やブローウィン80Sなど、軽めのルアーもほぼノーバックラッシュ且つ、スピニングでふわっと投げるような感覚でトラブル無く投げられます。
で、この中で「ミニエント57S」は重量的には余裕で投げられるんですが、どうも空気抵抗が無さすぎるのか、ベイトタックルだと意外に投げにくいルアーだったりします。なのですが20タトゥーラにするとかなり投げやすくなったのが印象的でした。
そしてパーミングが良くなった事で扱いやすさも向上
ボディが見直された事で、もはやスティーズSV TWではと思うくらいに握りやすいです。
もともとダイワのリール、特にSV機はとても握りやすいのですが、さらにコンパクトになったのでより扱いやすくなりました。
これは旧モデルより格段に良くなった点です。
キャスト精度も向上・・・した気がする
これは理由がよく分かりませんが、スプールの恩恵なのか若干キャスト精度も向上する気がします。
といっても元々タトゥーラは扱いやすいのであくまで「気がする」という事で・・・。
そして問題の飛距離
20タトゥーラ SV TWのレビューを何個か見たのですが、「飛距離」に関しては33mmスプールだった17モデルのほうが良い、というお話をちらほら聞きます。
これは理論上そうなのですが、実際の所どうなのだ、というところで17モデルに持ち替えて、「VJ-22」を20モデル、17モデル両方でキャストしてみました。
その結果・・・
飛距離に関してはたいして変わらん気がする
という感じです。若干ながら17モデルのほうが重量のあるルアーを遠投した時の安定感は感じますが、距離はほぼ誤差レベルですね。測ってないけど。
なので20モデルはかなり優秀という感じです。大遠投ばかりという時は17モデルのほうが安定感あります。
という事で20タトゥーラSV TWが激推しなのかと言いますと・・
これ意外とですね、「17タトゥーラ SV TWもいいね」と改めて思ったわけです。
もちろん総合的に見ると、「ちょっとづつ20モデルのほうが良いかも」と思うわけで、今から新品買うなら20モデルを推しますが、17モデルは値下がりしてたり中古でも良い状態のものが出回っていたりするんで、ちょっとでも安いものを、という方は17モデルでも全然問題ないと思います。
ただ長く使おうと思うと、今更旧モデルを買うよりは新モデルを買ったほうがいいですね。
軽いルアーへの対応力がアップしたことで、春先の小さいルアーを使うハクパターンにも対応しやすくなりましたので、タトゥーラSV TWはかなりシーバスに向いたベイトリールだと思います。
先日の75cmもタトゥーラSV TWで獲ったので、大型のシーバスも全然このクラスで対応可能です。
私スティーズSV TWやジリオンSV TW、さらにはモアザンPE TWも持っているのですが、スティーズの次くらいに扱いやすいと思います。
アンダー2万円以下クラス最強のベイトリールという話、嘘じゃないですね。
これからベイトシーバスやりたい、という方には圧倒的にオススメです。
私は最近スーパーハイギアが好きなのでSHを選択。
シーバス用、チニング用でもっと巻き取り量が欲しい、という人はXHでも。
私は主に河川で使用していますので、まだソルトへの耐久性は不明ですが、ベイトリールは構造上の問題で高級機でも塩ガミへの耐久性はスピニングに比べると低いので、このくらいのクラスのリールから使うほうが修理も安くて良いと思いますよ。
ちなみにシーバス掛けたんですけど
ぎりぎりフッコサイズかな、というくらいのシーバスを掛けましたが
雨で足元が滑るので、気をつけてたらバラしました
というオチです。その辺りは釣行記でいずれまた。
<追記>チニングにも向いている
シーバス用に買ったんですが、ベイトチニングにも使ってみたら・・・これは非常に使いやすいです。
7〜10g程度のシンカーを使うことが多いんですが、このあたりの重さのものを投げるのが非常に快適、そしてトラブルレス。
ナイトゲームでサミングが遅れても軽傷で済む、ということもありまして、チニングにも非常に向いてますねこれは。