全然シーバスとかイケると思うリールが「20HRF PEスペシャル」
私19モアザンTWを持っているんですが、結構出た時に騒がれたのが「エクスセンスDCとどっちが飛ぶのか?」という点。
こちら実際の所は私もモアザンのほうが若干飛ぶのでは、と思ってはいるわけですが微々たる範囲かなという印象ではあります。
その19モアザンTWの飛距離の秘密が
マグフォースZ PEロングディスタンスチューン
という機構なわけなんですが、このマグフォースZを搭載し、定価もかなり控え目になったリールが「20 HRF PEスペシャル」なのです。
出典:ダイワ
この「HRF」というのは「ハードロックフィッシュ」の略でして、磯などで根に張り付こうとするロックフィッシュを「根に潜らせないようにゴリ巻きして獲る」というリールなので、かなり剛性面は強いリールなのです。
なのに定価がモアザンの56,800円に比べて34,000円とかなり抑えられており、実売2万円半ば〜後半というくらいになりそうで「結構お得では」と言える感じがします。
釣りフェスティバルで触ってきた
持った印象としては「多少チープな部分はあるものの、剛性面はしっかりしてそう」という印象です。
なんかシマノのスコーピオンみたいな配色だなという感じはしますが、空回しした感じも悪くなく、「34mm経のスプール」という事で最も扱いやすいスプール経になってます。
20 HRF PEスペシャルの特徴
まず先程紹介した「マグフォースZ PEロングディスタンスチューン」が最大の特徴かと思います。
スプールの回転数に応じてインダクトローターが滑らかに作動することで、キャスト前半のブレーキを強くし後半を弱くすることが可能となり、
結果として立ち上がりの軽さとキャスト後半の伸びが得られる遠投に最適なブレーキセッティング。
合わせてTWSの放出性能によりラインガイドでの抵抗が少ない為、キャスト直後のバックラッシュが少ない。
出典:ダイワ
まあ「トラブルレス性能」という意味ではSVスプール搭載機のほうが良いわけですが、19モアザンTWも慣れればそんなにトラブルが起きることは無いです。
磯場などでもどうしても「飛距離」が必要になるシーンは多いので、この「マグフォースZ PEロングディスタンスチューン」は大きな武器。
そして、、結局19モアザンTWで乗ってるのか乗ってないのかうやむやになった「ハイスピードレベルワインド」が搭載されています。
(最初モアザンのページに乗ってたのに、いつの間にか消えた)
こちらレベルワインダーが高速に往復することでPEがクロスした状態になり、バックラッシュの大きな原因の1つ「PEが食い込む」という状態を軽減させる機構です。
これはなかなか羨ましい機構。
20 HRF PEスペシャルのスペック
1巻き86cmというギア比と、PE2号が150M巻けるスプールなので、通常使用するPEのキャパとしては十分にあるのかなとは思います。
ただ「トラブルが起きた後」の糸巻き量としてはちょっと心許ない量ではありますね。
そして意外と気になる所が「ハンドル長が100mm」というかなりのロングハンドルが搭載されている点。
8.1というギア比をこれで軽く思わせてくれるため、というより、「根に潜る前にとにかく引き剥がす」ための高速ギアとロングハンドルという感じですかね。
という事で本来ロックフィッシュ用ではありますが、シーバス用にも全然イケる感じがします。
モアザンより定価はかなり控え目なので、頑丈+飛距離+高速ギアという点に魅力を感じる人には良さそうなリールですよ。