出張時の飛行機で読もうと思って「TACKLE STUDY」のKindle版を購入。
「TACKLE STUDY」とあるように釣りのタックルについて、古い釣具から現在に至るまでの変遷や、カーボンの特性、フックの生産地からと、それぞれの釣具についてとても詳しく記載してあります。
スピニングリールの各種特許問題から、ダイワ・シマノが如何にその時代に革新的な製品を投入してきたか、という点など、タダの釣り道具として持っているだけでは知り得ない、ベール一つ取ってもいろいろなタイプと現在なぜそれが主流になったか、などを学ぶ事ができます。
フックはほとんど兵庫県で生産されており、たしかにオーナーばりとか兵庫だったなー、ということを思い出し、地場産業・職人技が残るのが兵庫にあるので、現在も主要なものはそこで作られていたりするそうです。
自分も中学生ぐらいの時に、今となってはオモチャのようなリールはうっすら覚えており、その時の格安リールの主流や形状を思い出す機会になりました。
ロッドもカーボン含有率を見たりすることは多いと思いますが、高弾性であれば折れない、のような見方は間違いで、釣りによってわざとグラスを混ぜていたり、ちゃんと理由が示されていて、なんとなくカーボン含有率高いから折れない良い竿、みたいな認識が間違いであることを知らされます。
釣具も日々進化して現在の形になってることを実感する1冊。