ベイトシーバスに優秀なリール「タトゥーラ SV TW」
このブログで幾つかベイトリールを紹介しているのですけど、私はバス釣りはせず、専らベイトシーバスに凝っているんですけれども、その中で「とても優秀だ」と思っているのが
タトゥーラSV TW
なんですよ。いや価格の割に優秀なのは皆知ってるというお話なのですが、、これは非常にベイトシーバスにおいて「メチャ使える」リールだと改めて思ったわけです。ちなみにこちらは17モデルですが、20モデルのほうが若干オススメです。
そもそも他のシーバス用ベイトリールって
タトゥーラSV TWはそもそも「シーバス用」ではありません。
いわゆる「シーバス専用」のベイトリールと言えば、
・シマノ エクスセンスDC
・ダイワ モアザン PE TW
といった、5万円を超えてくる高級リールになるわけなんですけど、そもそもこの2つはですね、、、
軽量ルアーは投げにくい
のですよ。モアザンはスティーズAベースなのでまだマシですが、エクスセンスDCで6gとかのルアーを投げるのは厳しいわけです。そもそも重量級ルアーをかっ飛ばすリールなわけですね。
ただ私のようなセイゴハンターになると、「軽量ルアーを使う機会が多い」という事もあり、先の高級専用リールを使うより、ジリオンSV TWやタトゥーラSV TWといったリールを使ったほうが、バーサタイルに使えるわけです。(といってもジリオンやタトゥーラでも6gとかは使いにくいですが)
なので、個人的にはタトゥーラSV TW超オススメ
なんですよ。これから始める人には一押しです。
とりあえず改めてタトゥーラSV TWのオススメポイントを列挙していきますよ。
ちなみに本記事は17モデルですが、20モデルも買いましたのでコチラもどうぞ。
その1 見た目がカッコいい
これが実売1万円台後半のリールでしょうか、というくらい見た目はカッコいいです。
ボディの高級感といい質感といい、これはとても良いポイントですね。
もちろん、ジリオンやスティーズに比べると細部に安っぽさはあるんですけど
安いんだから当たり前です
という事です。この価格帯としては抜群に良いです。
ただ、ダイワのリールは塗装が剥げやすいという問題があります・・。
ちなみにハンドルをゴメクサスのものに変えてます。
その2 巻き心地が良い
これも1万円台後半のリールとは思えない巻き心地の良さです。
当然ながらメンテナンスをちゃんとしないとダメにはなるのですが、これも1万円台後半のリールとは思えない巻き心地の良さです。
というのは多少なりとも好みの問題が入ってくるので、ここからがベイトシーバス用としてのオススメポイントなのですが。
その3 軽いルアーがそこそこ投げられる
「ベイトフィネス」という所まではいきませんが、シーバス用のルアーって軽くても6g程度はありますので、タトゥーラSV TWであれば投げられる範囲です。
先日買ったコチラのスプールを使うと、さらに投げやすくなります。
これは買ったほうが良いですよマジで。
軽いルアーが投げられる、10g程度のルアーの飛距離も伸びる、と良いことだらけです。
そんなにこのスプールでトラブルが増えるかと言うと、全然そんな事はありません。
33mm経スプールというのがとても扱いやすい。
「エクスセンスDC」のような超高級リールだと、そもそも「軽いルアーが投げられない」という問題がありますが、タトゥーラSV TWはそんなルアーもそこそこ扱えるので年中使えるわけですね。
ちなみに「ジリオンじゃダメなのか?」といいますと、こちらの「ベイトフィネススプールを載せたタトゥーラのほうが若干ながら使いやすい」という感想です。
33mmスプールの効果ですかね。
ちなみに、「モアザン キャロット72S」という、シーバス用としては超軽量な4g台のルアーも普通に投げられます。
その4 重いルアーも投げられる
ビッグベイトなんていうものも投げられます。快適かどうかはさておきですが。
ハンドルは90mm〜100mmに変えたほうが良いかもですが、ベイトリールのほうが巻き上げパワーが強いので、ビッグベイトを扱うのにも向いています。
まあ、僕はチキン野郎なので投げませんが。失ったら嫌だし。
その5 ピンポイントへのキャストに秀でている
これはタトゥーラだから、というわけではなくベイト全般ですが、ピンポイントへのキャスト精度は確実にスピニングより上です。
サミングでの飛距離調整、ブレーキでの飛距離調整によって、テクニックが無くてもキャストが決まるのはベイトならではですね。
ただ、ナイトゲームではそんなにピンポイントへのキャストをするとすれば、明暗の際を通すという感じになるので、スピニングでも全然問題ありません。
強いて違いがあるとすると、「ラインが割と直線になる」という事かと思います。
スピニングだと風に吹かれてラインが弧を描いてしまうのですが、ベイトだと割と直線になります。ただこれは慣れでわざと流すようにしたりするため、どちらが良いかと言うとベイトのほうが分かりやすいが、経験でカバーできる範囲かもですね。
後はベイトリールであれば、クラッチを切る事でルアーを流していくのがやりやすい、というのがメリットですかね。
その6 SVスプール搭載機のトラブルレス性能
当然ながらスピニングよりは扱いは難しいですが、ベイトリールの中ではとにかくトラブルが少ないのがダイワのSV機。
シマノのDCよりダイワのSVのほうがトラブルが少ないです。
これまでうまく投げられなかった人にもSV機はオススメです。
その7 お手頃価格
実売が1万円台後半、という価格になりますので、スピニングでいうカルディアやストラディックと同じくらいの価格帯になります。
まあ、確かにこの価格帯のリールというのはお手頃価格なんですが、ベイトリールとしてはタトゥーラSV TWは非常に良く出来ていると思います。
人気なのも頷けるレベルです。
褒めてばっかりも何なので、一応ダメな所も記載してみます。
その1 キャストに伸びが無い
スピニングに比べると飛距離は出ませんが、先の軽量スプールを使ったり、練習すれば必要十分な飛距離は出ます。
とにかく遠投しないといけない、という事じゃなければそんなに問題にはなりません。
SV機特有のキャスト時の失速感と言いますか、伸びが無い事を嫌う方もいらっしゃるかと思いますが、許容範囲かと思っています。
ちなみに思っているよりは十分飛びますよ。最大限の飛距離を出そうと思うとサミングは必須です。
その2 ソルト使用に弱い?
これは私がリバーシーバスばかりやるのでまだ分かってませんが、タトゥーラSV TWはソルト使用には弱いというお話があります。
ただこれはエクスセンスDCのような高級機でも同じように、ソルト使用はいずれゴリ感が出てくるという事もあり、タトゥーラでも残念ながらソルト使用に関しては耐久性が微妙、という事かと思います。
ただベイトリール全般、構造上の問題もあり海水が入ってしまうので、ソルト使用はやはりトラブルの元にはなるみたいです。
なんだかんだバックラッシュする
「プロでもバックラッシュするから」なんていう慰め言葉がありますが、プロでもするなら素人はもっとバックラッシュするわけですよ。
PE1.5号とかの太糸を使ってれば、キャスト切れでルアーを失う事は基本的には無いんですけど、今度は根掛かりした時に切れずに辛いという問題があります。
慣れとブレーキ設定、投げ方でかなり軽減されますが、やはり鬼門はバックラッシュでしょうね。
という3点のデメリットがありますが、リバーシーバスであればそんなに問題にはなりませんし、ピンポイントへのキャストが決まった爽快感はスピニングより上だと思います。
これからベイトシーバスを始めてみたい、という人に自信を持ってオススメ出来るのが、タトゥーラSV TWですね。
いや、スティーズSV TW買える人はスティーズのほうが当然良いんですよ
ただ、タトゥーラSV TWであれば替えスプール買っても2台買えてしまうほどの価格差があるので、「ステラ買うならツインパワー2台買うわ」というのと同じような感じになります。
下手したら3台近く買えてしまいます。
タトゥーラSV TWの個人的オススメの番手
個人的には、7.3のスーパーハイギアがオススメです。
シーバス用のバイブレーションは割と引き抵抗は強くない傾向にあるので、エクストラハイギアでも良いんですが、スーパーハイギアくらいが丁度良いです。バスと兼用するならもう少しローギアのほうが良いと思います(ディープクランクを引くのはキツイ)
撃ちモノ好きは回収を速くするためにエクストラハイギア、巻きが好きな人はスーパーハイギア・ノーマルギアというのが良いかと思います。
バス釣りする人は、7.3くらいが汎用性があるかもですね。
そして20タトゥーラSV TWへ
と、いってもスティーズSV TWを持っているのでさすがに買わないんですが、(追記:買いました)少なくとも17タトゥーラSV TWより軽量化され、スプール経も1mm小さくなってより小型ルアーへの対応力が増していると思うので、シーバス用により使えるリールになってるんじゃないか、と思うわけですね。
今から買うならスプール経が32mmになった20タトゥーラSV TWがより軽量ルアーが投げられるので良いと思います。
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これからベイトシーバスを始めよう、と思う方は20タトゥーラSV TWが良いと思いますよ。
タトゥーラ SV TWでの釣果
このサイズでもバッチリ捕れますよ。