敢えて「ニベング」と呼ばせて頂こう
私が住んでいる宮崎では、冬の大物釣りと言うと「オオニベ」釣りが盛んな地域なわけでして、今年は11月になる前から釣れ始めているようです。なのでサーフはどうやら賑わってるようですね。
どうやら、っていうのは私住んでるけど全くオオニベ釣りに興味がないと言いますか、混んでて場所取りするような釣りが嫌いなんですよ。いや正確に言うと早起きで勝てないからというのが正しいかも。他の地域の人からすると「オオニベ」「アカメ」というような怪魚が釣れる場所なんて羨ましい!って思われるかもですけど、まあ宮崎市民からすると、普段そんなに釣り人居たっけ・・と思うくらいサーフは混雑するわけです。
そんなオオニベが食べているベイトが「ニベ」だったりするわけです。コイツらが岸に寄ってくるとオオニベも寄ってくる、という感じですかね。あ、ちなみに先に言っておきますと、私「ニベ」「オオニベ」「イシモチ」のサイズ以外の区別付きませんので!(宮崎は放流してるらしいので、オオニベの幼魚のような気がしますが、今回は「ニベ」で統一します)
さて毎度のごとく前置きが長くなりましたが、私が「ニベング」とさっき名付けた釣りがありまして、この時期に入れ食いになる事があるのです。しかしごく僅かな期間でして、1〜2週間もするとあまり釣れなくなります。
サイズは25〜40cmくらいの奴が特定の条件下で入れ食いになります。
まあ、ニベなんてワンパンですわ!というくらい釣れます。
この時期限定なんで、誰が興味を持つのか分かりませんが解説と釣果です。
今のところ分かってるパターンの解説
昨年・・・2時間くらいで22匹
今年・・・2時間くらいで15匹
1〜2投に1回くらいはアタリがありまして、まあ「入れ食い」っていう状態になります。
ただずっと釣れ続くわけじゃなくてですね・・・今分かっている所を説明すると
・満潮付近で流れが緩くなったタイミング
・河口から数キロ上流、恐らく遡上の最上流くらい
・橋脚などの影に居る
こういったパターンであることが分かっています。この日も下げが効き始めてからはアタリが減りまして、どうやら遡上するギリギリの場所であり、且つ橋脚の影に溜まる模様、そして流れは緩いタイミングがベスト、ということがなんとなく分かっております。
釣り方はマイクロワインド
メタルジグでも釣れるんですが、オススメは「マイクロワインド」です。私の場合はもうセッティングが決まってまして
・JAZZの尺ヘッド5g
・ダイワの月下美人ダートビーム2インチ
という組み合わせです。ダートビームは廃盤っぽい気がするので、現行のデュアルビームか、アクアウェーブのSpark40なんかでも大丈夫です。要はフグに取られないようエラストマー素材の2インチくらいのワームであれば普通に釣れると思います。
カラーは・・・デュアルビームには私のお気に入りカラーが無いんですが、強いて言うなら「目立つやつ」が良いかなと思います。チャートカラーや赤系ですかね。今回は赤系のやつでほぼ釣りました。
釣り方は簡単で、影のところにキャストしてボトムを取り、チョン、チョン、チョンと3〜5回シャクって落とすだけです。
そうすると・・・ボトムに付いた瞬間くらいに「コツン」と小さいアタリが来るのでそれにアワセるだけですね。
今回釣果
面倒なのでまとめたものがこちら。たまーにキビレ、マゴチ、ヒラメなんかも釣れますが、今回はキビレだけでした。
スピニングかベイトか
どっちでも良いんですが、この釣りでは5〜6gの軽量なルアーを使うので、個人的にはスピニングのほうが楽なんですが、ベイトのほうが釣ってて楽しい、というくらいの違いです。この日はベイトタックルでした。ボトム取るのにベイトのほうが便利ではありますね。
という、この時期限定であるこの釣り、場所を当てれば入れ食いになるので、なかなか面白い釣りなのです。
大淀川で釣りをされてる方は試してみては。
ちなみに、この釣り最大のメリットは
仕掛けが安い(ジグヘッド1個100円以下、ワーム1個40円くらい)
お財布に優しい釣りです。ちなみに高切れ・根掛かりしなければ1セットで十分釣れますね。