遂に発売されたチニング専用リール「シルバーウルフ SV TW PE SPECIAL」が届きまして
発表されたから数ヶ月。5月遠いぜ・・と思っていたらいつの間にか5月になりまして、注文していた「シルバーウルフ SV TW」が届きました。
「PE専用」と右下のシルバーウルフのマークが箱に記載されております。
ということで開封したのがコチラ。
さらに最近では高級リールにのみ付属するリール袋が付いております。開けてないけど。
正面から見たらこんな感じ。
とりあえず第一印象は「カッコいい」です。ロッド(シルバーウルフMX)とデザインが合っていて合わせて使いたくなります。
そして安心のMade In Japan。最近は日本製だから・・・というのは昔に比べて薄れてる気はしますが、リールに関してはやはり組み上げ精度が高いのは日本製だと感じます。実際タイ製の21アルファスなんかと比べると各種隙間がちゃんと詰められていて、カチャカチャ音が抑えられている、など精度がやっぱり違います。
ちなみに21ジリオンも所持しておりまして、ベースはジリオンなので外観その他は色以外ほぼ差は無いです。
ということで21ジリオンとの違いなど
大きく違うのはスプールです。シルバーウルフ SV TWのラインキャパが以下。
#0.6:90-180
#0.8:75-150
ジリオンがナイロン16lb-80MがMaxなので、PEを巻いたら半分以下のラインキャパになり、その分スプールが軽くなりまして、軽量ルアーへの対応性能がUPします。
さらにブレーキのセッティングが違います。ここはもりぞーさんのコメントを。
前も書いたけど…インダクトローターのセッティング変えています。8-12の幅でノーサミング設定。(21ジリオンSVTWだと4-6)サミングありきとリグバランスで5-7まで落とすとMAX飛距離が叩き出せる幅を持たせています。本来ブレーキ設定のあるべき姿を狙ったチニングセッティングです?#シルバーウルフ pic.twitter.com/pUAcD1jE71
— もりぞー (@morizo57) February 14, 2022
という感じで、ナイトで使うなら8〜あたりにセットしておくとトラブルも少なく、デイなら飛距離を叩き出すために6あたりを設定して試しております。
ちなみに見えないところでこういう点も変わっています。チニングは汽水域で釣ることも多いので耐久性の面で樹脂カラーへ変更のようです。
ワタクシ的にはこれは歓迎な変更。
レベルワインド両端はベアリング(21ジリオン)⇒樹脂カラー(22シルバーウルフ)に変更しています?
— もりぞー (@morizo57) May 12, 2022
巻き感などは正直別に変わらないです。
他には細いPEラインを使うためのリール、ということで「ハイスピードレベルワインド」が搭載されています。
要はPEラインが食い込まないようにクロスして巻かれるようになっていて、トラブルが減るという機構ですね。
ということでシルバーウルフ SV TWで実釣してみた
私21ジリオンを所持しておりますが、基本的によく使うのは実は21アルファスでして
理由としてはやはり「軽量ルアーへの対応」なんですよね。アルファスはスプールを変更するとベイトフィネスにも対応できるレベルで軽量ルアーが快適に投げられます。
といってもチニングで私が使うシンカーは軽くても5gなので、5g〜が快適に投げられれば問題ないわけです。
ということで5gから投げてみましたが(ロッドはシルバーウルフMXの83MB-S)
まあ当然ながら普通に投げられます。21ジリオンより若干ながら軽いルアーを快適に投げられる感はありますね。ちなみに私ジリオンにも100M程度しかラインを巻いてないんで、シルバーウルフのほうが快適ではあるものの、個人的には劇的に違う!ってほどでも無い印象です。
ちなみに3.5gシンカー+クレイジーフラッパーというのも試してみましたが、十分使えます。
思っていたより軽量ルアーへの対応性能が上がっている気がします。
7g〜はもう書くまでもないですが快適です。
ただ、ちなみに5gシンカーで一番快適なのは個人的にはアルファスSV TW+フィネススプールです。
という事でキビレ何枚か釣ってみた
とりあえず10枚ほど釣ってみました。
アルファスはドラグクリッカーが無いので、やはり釣って楽しいのはジリオン/シルバーウルフです。
巻き心地もアルファスよりシルバーウルフのほうが断然上です。同じHYPERDRIVE DESIGN採用ではありますが、ジリオンベースという事もあり、しっかりした剛性感があります。アルファスはその点は若干ながらおもちゃっぽい感はあり。良く言えば軽快、という感じではありますけど。さらに一巻き90cmというギア比により、ラインのコントロールがしやすい、遠くの魚を掛けるのに秀でているという点があります。
ジリオン所持者が買う必要があるか、という点について
既にジリオンを持っている人がシルバーウルフを買う必要があるか、という点ですが、あくまで個人的な感想では
ジリオンでもよいかも?
というところです。ラインを減らせばそこそこ近いフィーリングは得られるので、まあ絶対買わないといけないか、というとそうでもない気はしています。そのくらいジリオンの完成度が高いのです。ただ、少しでも軽量ルアーが快適に投げられるようにするにはシルバーウルフは良い選択肢です。
細目のPEラインを使うので、ハイスピードレベルワインドの有無が気になる人もシルバーウルフのほうがいいですが、最近のベイトだとそれほどPEの食い込みが気になる・・という事もない気はしてます。
なんですが、私はさらに軽量ルアーを投げたがりな人なので、イチオシはアルファスだったりします。
剛性・巻取り量・巻き心地・見た目 → シルバーウルフSV TW
軽快性・軽量ルアーへの対応・お値段 → アルファスSV TW
ざっくり言えばこんな感じなのですが、たぶん「絶対チニングにしか使わない!」という人は少数だと思うので、7g〜のルアーを使うことが多い人はシーバスなども見据えてシルバーウルフ、私のようにメッキ釣りにも使うような軽量ルアーへの対応性能が欲しい人はアルファス、という感じでよいかなと思っています。
ちなみにノーマルのアルファスSV TWでチニングするなら、シルバーウルフのほうが断然良いです。フィネススプールはアルファスには必須アイテムです。
また、特にシルバーウルフがオススメな人は・・・もりぞーさん監修のロッドを使ってる人、です。
・シルベラードシリーズ(ベイト)
・シルバーウルフAIR(ベイト)
やはりこれらのもりぞーさん監修モデルとの相性が非常に良いと感じます。なので今回シルバーウルフMXで投げてますが、シルベラードのほうが何やらしっくり来る、という気がしておりますね。
ちなみに私はアルファス一押しなんですが、ただアルファス贔屓なだけなので、世のエキスパートな方々は普通にジリオン/シルバーウルフを使ってると思うので、エキスパートな方と一緒にして、道具のせいじゃなく腕のせいだ!としてみるのも意外と大事かも。
まあでも正直一番のポイントは・・・
シルバーウルフMX × シルバーウルフSV TWの見た目がカッコいい
これです。カッコいいタックルでチニングやりたい、という人は間違いなく買いです。