毎度のごとく、なんとなくで「月下美人AIR TW」を買ってしまいましたのでインプレです
今よく使っている「21アルファスSV TW」「21ジリオンSV TW」に全く不満を感じていないわけですが、
新製品出たら気になりますよね?
という事を行動に移したらこうなりました。テレワークなので普通に受け取れます。便利です。
とりあえず、いつ買ったのか覚えていない「アーマードF 0.6号」を巻いてみました。
しかし写真撮ってて気づいたんですが、そろそろコルクグリップについてるフィルムは外そうぜ、と自分で思いましたね。
という事で使用感などをお伝えします。ちなみに私、この月下美人AIR TWのベース機である「アルファスAIR TW」も所有してますので、違いなども簡単にご紹介します。
ここでいきなりお断り事項ですが、
私アジングしないんで、アジング用として参考になる話は一切ありません
ご注意ください。それではインプレ開始。
まず最大の売りである「飛距離」について
とりあえず5gジグヘッドと2g程度のワームをセットしたものを投げてみました。
こちらと月下美人ダートビーム2インチ。
こちら私がメッキを狙う定番の組み合わせです。
で、1g以下も投げられるというリールなので投げられて当然なのですが、アルファスAIRより「ちょっとだけ」飛ぶ感じがあります。
でもちょっとだけです。アルファスSV TWよりは断然飛びます。
アルファスAIRと違うのがブレーキの設定でして、この月下美人AIR、軽いものが投げられるリールですが、この7g程度のものを投げる際の設定は7以上のブレーキじゃないと、ラインが若干浮いたりします(新品のラインなので張りがあるため、という理由もありますが)
アルファスAIRだと4〜5あたりで十分投げられるので、思っていたよりブレーキにも差があるようです。
が、正直なところアルファスAIRとそれほど差はない、と言って良いかなと思いますね。
巻き感などなど
箱を開けて最初に思ったのが、「ガッチリした剛性感を感じる」という点です。
今回21モデルから搭載されている、「HYPERDRIVE DESIGN採用」ということで、巻き感の向上などは予想されてたんですが
本シリーズでは、フレーム、ギア側サイドプレート、ダイヤル側セットプレートにアルミニウム合金を採用。堅牢無比な強度を実現したフルメタルハウジング仕様となっている。
出典:ダイワ
このサイドプレートにアルミボディを採用したためか、持った感じでかなりしっかりしたリールである、という印象を受けます。
そして巻き感。
これアルファスAIRも巻き感非常に良いんですが、先述の「HYPERDRIVE DESIGN」採用のためか、巻き感もさらに良くなっている感じがあります。ダイワリールによくある「カチャカチャ感」が低減されています。
しかしまあギガアジとか釣らないと、この剛性感とかは生かされる日が来るのだろうか、と思ったりはしますね(笑)
そして最大の売り?が「ドラグクリッカー」搭載
ダイワ機はなぜか中堅以上クラスじゃないと採用されない「ドラグクリッカー」が採用されています。
私ツインパワーのような「金属的なドラグ音」が好きなんですが、ベイトリールってどうしても金属音というより若干籠った感じの音になりがちなんですが、比較的金属感のある音がしますね。(といってもツインパワーとかに比べると全然で、あくまでベイトリールの中では、なんですけど)
やはりフッキングを入れた時に「ジィーー!」と鳴らすのが気持ちいいんですよね。
なのでアルファスSV TWとかにも何とか付ける方法ないだろうか・・。
という事でチヌとメッキ釣ってみた
まずはナイトゲームでキビレ釣ってみました。
ちなみに月下美人AIR TWがチニングに向いてるのかと言いますと、全然出来るけど巻取り量が不足がち、という事になりますね。
一巻き74cmなのでアルファスAIRとほぼ同じです。出来れば80cm以上の巻取り量は欲しいので、一応出来るけど、、という感じになります。軽量ルアーの飛距離は最高クラスに出るので惜しいところです。
アジに比べると強い引きのキビレでも全然余裕な剛性感があることは確認できました。
そんで次はメッキ。
これは非常に良いですね。私はマイクロワインドで狙うことが多いんですが、ワインドだと一巻き70〜80cmくらいが使いやすいので、丁度良い感じになります。ただメタルジグを投げる場合はもうちょっと巻き取り量が欲しいですね。
まあこのサイズなら剛性感も何も無いんで、この釣りで重要なのが「ドラグ音を鳴らしたい」という事なので、その点が月下美人AIRにしか無いので、向いていると言っていいかなと思います。
と、諸々褒めてみたものの
まあ正直言いますと、既にアルファスAIRを持っている方は今の所買い換えるほどでも無いかなぁ、という印象です。
月下美人AIRが上位互換に見えるので、アルファスAIRはもしかすると安くなるかもですね。
ドラグクリッカーさえあれば、フィネススプールを搭載した21アルファスSV TWでメッキ・チヌ・シーバス全部イケてしまうんで、私のイチオシは21アルファスSV TWではあります。
ただ、飛距離、巻き感、剛性感、ドラグ音、軽量ルアーへの対応という点については最も優秀なのが月下美人AIR。
巻き取り量だけ個人的にはネックなのですが、アジングではむしろそのくらいが普通なので、ターゲットにアジが含まれてる場合と、これからベイトフィネス機を買う、という人は、最初から月下美人を視野に入れていていいと思います。
またしばらく使ってみて、月下美人ならでは、という点があればまた記事にしたいと思います。(今のところは割と普通な印象ではある)