またもフラッグシップモデルに手を出した。ダイワ「スティーズ SV TW 1012SV-XHL」のインプレ。これは最高。

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ダイワ

 

既に発売から3年ほど経っていると思うのですが、ダイワのフラッグシップモデルであります、「スティーズSV TW 1012SV-XHL」を購入しました。

 

ちなみに用途はブラックバスではなくシーバス用です。

 

 

購入した理由としては・・・特にありません。

強いて言うならば「タトゥーラSV TW」「ジリオンSV TW」が非常に良く出来たリールなので、その最上位モデルであります「スティーズSV TW」はもはや最強なのではないかと気になったので購入です。

ちなみにちょっとケチって中古です。

そして、スティーズSV TWを買うために「エクスセンスDC」は売り飛ばしました・・。

 

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最初の印象は「普通」

正直に言いますと、あまり最初の印象ははっきり言って「思ってたより普通」でした。

何でかと言うと、リール本体の軽量さは持ったらすぐ分かるのですが、空回し時点では巻き心地は良いとは思いますが、そんなにタトゥーラやジリオンと変わらない気が・・という感じがしたからです。

タトゥーラとジリオンを比べると、随所に良いパーツが使われているのがジリオンなんだな、というのが分かるのですが、スティーズの場合、本体の軽さは抜きん出ているものの、巻き心地が最高とかいうわけでもなく、価格差を考えるとそんなに差があるの?という印象でした。

 

ですが、実釣してみるとこの印象はガラッと変わりました。

 

飛距離が出るのにトラブルレス

まずはふわっと投げ、PEラインを少し湿らせてから、徐々にブレーキを緩めるという感じで投げてみました。

投げたルアーはダイワの「モアザン リアルスティール 18g」とコアマンの「VJ-22」です。

 

先にリアルスティールを投げます。

まずはブレーキ6。

何の問題もなく飛びます。一応サミングしますが非常に安心感のある設定である感覚があります。

 

そしてブレーキ4。

この時点でタトゥーラやジリオンの飛距離を若干超えている感じがありますが、それでもラインが浮いたりする事も無く安定してます。

 

ここからは小刻みにブレーキ3。

まだラインが浮きません。タトゥーラやジリオンを圧倒した飛距離が出ます。

というかスティーズAベースの「モアザンPE TW」を超えてる感じがします。

 

そしてブレーキ2。

これは流石にラインが浮きますので、安定して投げるには3あたりになりますね。

 

で、VJ-22に変更してブレーキ3で投げてみると、、、

 

モアザンPE TWどころかスピニングと遜色ない飛距離が・・・マジかよ・・

 

という感じです。ちなみに測り方は目測なんでアテにはなりませんがが、よく投げている橋脚の横で試してみたので、ある程度どのくらいまで飛距離が出たことがあるかは分かっており、下手するとスピニング超えたような飛距離が出ています。それでいてトラブルは起きず。

(安定して使うにはブレーキ4くらいのほうが安心感はあります)

 

ちなみに「スピニング超えた」と言っても、元々私はベイトタックルを始めるまで、「ちゃんとロッドにルアーの重さを乗せきれていなかった」と感じておりまして、今スピニングで投げればこれ以上出るかもしれません。

あくまで「私の感覚やスキルによるものである」という点はご了承ください。

 

ちなみに、さらに使っていて気づいたのですが、「サミングが遅れてもブレーキ6くらいならほぼバックラッシュしない(10g程度の軽量ルアーに限る)」ですね。

タトゥーラやジリオンよりバックラッシュしない気がします。

 

 

撃ちモノに使ってみた

ピッチングやフリップキャストで際を撃ってみましたが、

 

低弾道でルアーが送り込みやすい

 

と、感じました。さらに

 

思った所にルアーが落としやすい

 

という感じもします。これはブレーキが良いのか何なのかは分かりませんが、とにかくキャストが決まりやすい。非常に安定感があります。

ボディがコンパクトでパーミングしやすいからなのか、空回しでは分からない使いやすさがあります。

 

イマイチな点

飛距離も出てキャストも決まりやすい、トラブルレスというとかなり完璧なリールになるんですけども、正直な所「剛性感」はそれほどありません。

巻き感については、今の所スティーズAベースの「モアザン PE TW」のほうが良い気がします

剛性が高いので、安定して巻けるのはモアザンPE TWですね。

ただ決してリール自体が弱い感じがあるわけではなく、重量を考えると必要十分な剛性感はあります。

特に巻き心地が悪いと言うわけでは無いんですけど、軽量化された分はやはり剛性感は薄れますね。

 

後は気になるのが「ソルトでの耐久性」

 

ソルト対応とありますが、マグシールドのような保護があるわけではないので、ソルト使用はあまりしないほうが良さそうな気はします。

 

 

一言で言えば「最高」のベイトリール

「使いやすさ」という意味では「道具として最高のベイトリール」ですね。

最初の空回し時点の印象からはガラッと変わりまして、現場で使ってみると良さが分かるリールです。

このリールはマジで凄いです。見た目では分からない、空回しでも分からない、とにかく「道具」として完成度の非常に高いリールだと感じます。

 

ステラのようなスピニングリールだと、空回し時点で既に滑らかさが違うのでよく分かるのですが、ベイトリールはそれだけでは分からない点が多くある感じがあります。

フラッグシップモデルと言うと、「外観の高級感」や「巻き心地」といった部分に目が行きますが、スティーズSV TWは「徹底した現場主義」という感じがします。

 

とにかくトラブルレス、そして安定感が抜群、飛距離も十分に出ます。

 

気になる点として「剛性感」を挙げましたが、ランカーサイズのシーバスがボコボコ釣れるとか、青物が釣れるとかそういう使い方をする場合はスティーズAのほうが良いと思いますけれども、もう少しライトなターゲットがメインな場合は、素晴らしく使い勝手が良いです。

 

ここまで使ってみて印象が変わったリールは初めてかも。

 

初心者でも安定して使える使いやすさと、上級者でも満足して使える性能を持ったリールではないかなと思います。

2019年は「CT SV TW」が出ましたけど、この「SV TW」はもう進化させるところが剛性くらいしか無いのでは、、とすら思いますね。

 

スティーズSV TW、はっきり言ってオススメです。文句なく素晴らしいベイトリール。

 

「これを使うと下手になる」という記事をどこかで読みましたが、正直それも頷ける感じがありますね。

 

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