僕が初めて買ったソルト向けのロッドがメジャークラフトの「ソルパラ」のLSJモデルだったんですけど、当時は今と違って知識も無く、ジグ投げたりブッコミしたりと、割と雑に扱ったんですけど、結果としては「折れず」に知人のもとに旅立ちました。
1万円以下の価格帯のロッドという物は「割と無茶しても折れにくい」という点が重視されてると勝手に思っているわけです。
シマノのルアーマチックも結構大型魚を釣っても大丈夫な頑丈なロッドだったりします。
(と、言っても踏んだりドアに挟んだりしたら一発で折れますが)
という、実売が5,000〜8,000円くらいの価格帯のロッドという分野についてはあまりダイワは選択肢が無かったんですけど、今回「ルアーニスト」という初心者向けの新シリーズロッドがリリースされました。(知らないだけで前からこの価格帯のロッドはあったのかもですが・・)
ルアーニストの特徴
出典:ダイワ
今回、発売時期は違うものの「17アイテムのリリース」という事で、ダイワがかなり力を入れたと感じます。
出典:ダイワ
このあたりの写真を見ても、定価7,000円〜1万円程度のロッドとしてはなかなか高級感があるデザインになってますね。というか先に発売されたレイジーと似てますが、こっちのほうが高級感があります(笑)
さすがに1万円以下のロッドなので、ガイドリングはアルコナイトより下のOリングになりますが、ソルパラも確かOリングだったように思うのですけど、別にガイドが削れたとか割れたという事も無かったので、耐久性はあると思います(ラインの滑りはやはりSicのほうが良い)
まあ、特徴と言ってもこの価格帯だとあまり良い部品は使えないので、一番のメリットは「デザイン」ではないでしょうか。
スペック表からの感想
シーバス基準で考えますと、よく使われるのが90MLあたりかな、と思いますが
・対応ルアーが5〜25g
・自重160g
と、なっております。
ちなみに値段は2.5倍くらい違いますが、レイジーの90MLが
・対応ルアーが7〜35g
・自重130g
という事で、何故かルアーニストのほうが「扱えるルアーの重さが狭い割に重い」という結果になっています。
まあ、値段が2.5倍くらい違うので当然と言えば当然ですけどね・・。
ならば、ちょっとでも高いロッドを買ったほうが良いか?
これに関しては、僕個人的意見では「NO」だと思います。モアザンAGSとか使ってるので全く説得力無いですけど、これは理由があって
思っているほどロッドは汎用的ではない
という理由です。
極端な話、釣り竿は棒ですので、「MHクラスのシーバスロッドで3gくらいのジグヘッドを投げる」という事自体は「可能」です。
「釣れないのか?」と問われるとたぶん何かは釣れるでしょう。
但し「楽しいか?」と問われると何ら感覚が伝わってこないので楽しくも何ともありません。
つまり、釣り竿には長さや投げられるルアーの重量、曲がり方(ソリッドかチューブラーか、とか)、その他諸々の違いがあり、昨今リリースされているルアーロッドは「何らかの魚種をターゲットにして作られている」ため、対象じゃない魚を狙うのは「使い勝手が悪い」という事になります。
なので、僕個人的なオススメは
安いロッドを魚種別に何本か試してから、高級ロッドに手を出すのが良い
と、思っています。
僕アジングロッドを2本くらい持ってますけど、近所でアジはあんまり釣れませんので、アジングでアジ釣ったことがありません。
という、買ったもののターゲット居ないじゃん、という事も起こりがちです。
※僕はライトゲーム用として使ってるので無問題
という理由から、この「ルアーニスト」は入門にちょうど良い価格帯ではないかな、と思うわけですね。
できれば「まずは近所で何が釣れるか」をリサーチしてから買うのを当然オススメします。
というわけで強いて勧めるならば
アジング用、にはオススメしません。最近のアジングロッドは50gとかいう驚異的な軽さのロッドがあったりするので、120gとかあるルアーニストはあまりオススメしません。
というわけでターゲットは「チヌ」か「シーバス」と考えると
・近所の釣り場が足場が低い、チヌがメイン
76ML〜83ML
・足場が高い、シーバスがメイン
86ML〜90ML
・大場所でシーバス以上も来る
96ML以上
という雑な考え方でも良いんじゃないでしょうか。
僕が買うなら90MLですかねぇ。
チニングを始めたい!という人には76Lくらいでしょうか?
個人的には・・・もうちょっと頑張ってシルバーウルフをオススメしますけどね。
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