先日、買ったばかりの「スイッチヒッター SH-LBD」を巻いてたら「何かゴリ感があるぞ・・」という状態が起きたのですが、こういう事が起きると「リールのギアがおかしいのか?」という疑惑が出てくるのですが
必ずしもギアが原因ではない
という事もありますので、オーバーホールに出したり、このリール駄目じゃん、と思う前に、この時の問題点をお伝えしようかと思いましてエントリー。
この時の原因は「PEライン」だった
釣行時に途中から「ゴリ感」が出てきまして、リール側から音がするような感じだったので、「やべえ・・買ったばかりなのに・・」と思いましたが、よくよく考えてみると、ちょうどこの直前に「PEラインのガイド絡みが起きた」という事がありました。
この時、割と複雑に絡んでまして、少し引っ張った歳にどうやら「PEラインがガイドで擦れてしまった」事が原因でラインに凹凸が出来、結果ラインローラーとラインの摩擦で「ゴリ感」が発生してしまったようです。
これもしばらくの間は原因に気づかず、ふと思い立ってラインを20Mほどカットしたところ正常に戻りました。
しばらく経てばラインを巻き変えたりした際には気づいたかもですが、これがもしも「根掛かりが絡んでいたら」とかになると、ギアをしばらく疑ったかもしれません。
(まあ、実際は釣行後の空回しで気づくとは思うのですが)
ラインじゃなければラインローラーを疑う
リールでトラブルの多い箇所は?と聞かれたらそれなりの経験がある人は「ラインローラー」と答える人が多いのではないでしょうか。
実際に異音を発生させたり、回らなくなったというトラブルが多いのがラインローラーです。
どうしてもPEラインが塩分を含んでしまうので、それが直接触れる場所がラインローラーなので、塩ガミが発生しやすく、結果トラブルを起こしやすい箇所です。
塩ガミ以外にも、無理に根掛かりを外そうとして負担がかかったり、ネジが緩んでいたりしてラインが挟まったり、とトラブルを考えると結構いろいろと起きます。
そのため、シマノは「Xプロテクト」、ダイワは「マグシールドボールベアリング」といったように、ラインローラー周りはいろいろと工夫がされていたりするんですが、中級〜高級機にならないとこれらの対策が搭載されておらず、また搭載されていても「完璧ではない」という状態です。
そのくらいラインローラーへの対策は難しいものですね。
なので僕の場合、「マグシールドボールベアリング」が搭載されていないセルテート以外の機種については「釣行数回ごとにグリスアップする」という対策をしています。
この対策をしていると、かなりラインローラーのトラブルを減らす事が出来ます。
実際に僕のリールでラインローラーがトラブルになったものがほぼありません。
基本的には純正のものを使ったほうが良いと思います。
シマノの場合はこちらですね。
というわけで、「ゴリ感」が出てもまずは慌てず、そもそも空回しでゴリ感が無ければ
・PEラインをチェック
・ラインローラーをチェック
という2点をチェックし、空回しでゴリ感がある場合はいよいよギアを疑う、というのが良いと思います。
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