私は生粋の宮崎県民じゃないんですが
普通に関西弁を喋るので(関西での生活長かったから)まったく宮崎弁とか喋れないわけですが、今回は「よくよく考えると変な川」である、私のホームグラウンドである「大淀川」について語ろうと思います。
流域面積 2,230 km² の一級河川ですね。
大淀川の特徴としては、かなり上流まで行かないと大きな堰が無いという事がありまして、シーバスがかなり上流まで上がってきまして「清流シーバス」なんていう言葉もあるくらい上流でシーバスが釣れたりします。
そんな大淀川ですが、ここ数年本来居ないものが居たりとニュースに出る事がちょこちょこありまして、たぶん世の怪魚ハンターからすると羨ましい川ではあると思うんですが、いざ近所に住んでる者からすると・・というギャップもついでに。
なんか、他で釣れない魚が釣れるんですよ大淀川
これほど生息している魚の事がニュースになる川も無いんじゃないか?と思うんですが、
・オオメジロザメが居る
・アカン外来魚が釣れる→近年問題になってるのであえて伏せますが、誰かが持ち込んだ外来魚が居ます
・たまにチョウザメが釣れる ※本来は生息してません
・オオニベが釣れる
・普通にアカメが居る(※宮崎は条例により狙って釣ってはいけません)
という、アカメなら他の河川でも居たりするわけですが、オオメジロザメとか意味不明じゃないですか。
気性荒いオオメジロザメ、宮崎市の河口付近で釣り上げられる…専門家「見たら水辺から離れて」
以前この写真をtwitter(現X)にUPしたら、かなりの反響がありまして、当時はカメの仕業とか哺乳類の仕業とか、いろいろと説があったわけですけど、ついにこれはサメのせいだ、という事で確定したわけです。
というオオメジロザメに始まり、なかなかこんな魚が居る河川って無いと思うのです。
ちなみにチョウザメは台風後にたぶん逃げたやつが釣れることが過去ありまして、ニュースになった後は狙ってる人がちょこちょこ居ました。私は釣ったことはありませんが、チョウザメの死体なら見たことがあります。
ちなみに過去にニュースになりました。逃げ出してないのに居るわけが無いよね、っていう風に思いますが・・(その後釣れてないですし)
養殖以外は国内にいないはずのチョウザメ100匹超捕獲、養殖業者「逃げ出していない」
これだけだと、世の怪魚ハンターが羨ましがりそうですが
まあ実際の所ですね、先の魚たちは釣れる可能性はあるわけですが、いざ近所だとですね
・大雨が降ったらすぐ濁って迷惑
・それほど魚影は濃くはない
という川でもあるんですね。個人的にははダムの放流ですぐ濁るのが一番困るんですが、宮崎県内の他の河川だと全然濁ってないってことがよくあるわけです。鰻釣りには濁りが必要なので、濁りが出たら鰻を狙う人は居たりしますね。
なのでチヌトップメインの私としては、正直面倒な河川です。あとフグはとてつもなく多いです。フグトップ出来るくらい。なのでデイのチニングはなかなか厳しい・・。
なので怪魚を求める方からすると、なんとも羨ましい環境かと思いきや、別に普段はそんな怪魚は釣れないわけで、普通の大河川です。
普通の魚もいます
大淀川で釣れる、ポピュラーな魚は以下ですかね。
・スズキ、ヒラスズキ
・チヌ、キビレ(季節によりますがキビレがメイン)
・マゴチ
・ヒラメ
・ハゼ
・ブラックバス
・コイ、ニゴイ
・ボラ
・クサフグ
・メッキ(宮崎だとエバ)
・ウナギ
まあポピュラーな魚たちは別に珍しくもないんですが、まあまあいいサイズのヒラスズキとか釣れたりするのは、他の地域だとあまり無いかもですね。
河口だと季節によっては真鯛・ヘダイとかたまに釣れたりするらしいが・・さすがに釣ったことはありません。
ということで
よくよく考えるとここ数年でいろいろニュースになる川ってなかなか無いよなぁ、と思って書いてみたんですが、なかなか狙って釣れるものじゃないものが多いので、他県から来られる方はボウズ覚悟で・・・!
とはいえ、なかなかロマンのある河川ではあります。