秋といえば「ショアジギング」の季節・・・と思うのは釣り人だけですけれども、やはり青物の強烈な引きを楽しめるのがこの時期になります。
というわけで「ライトショアジギング」のタックルを僕が今買うなら・・という視点と、まずは「シーバスタックルと兼用」について書いてみます。
よく問題になる「シーバスタックルとの兼用」について
これは結構悩んでいる人が多いと思うのですけど、今年シーバスをやり始めて、いろいろと分かってきましたので、あくまで個人的見解でありますが、「シーバスタックルとの兼用」について考えてみました。
ライトショアジギングロッドでのシーバス釣りは「難解」
「難解」と書いたのは、「出来なくはないけど非常にやりにくい」であろう、という意味です。どっちかと言えば「シーバスロッドでライトショアジギングをしたほうが余程マシ」という感じになります。
元々前者はあまり居ないとは思いますが、やはりシーバス釣りには「繊細なティップ」が必要になるシーンが多く、ライトショアジギングロッドではバイトを弾いてしまいます。
またライトショアジギングは「グリップが長い」というロッドが多く、これはジグをシャクる時には「脇に挟んでシャクる事で楽が出来る」という利点があるのですが、シーバス釣りでは邪魔になることがあります。
反対にシーバスロッドでやると、ちょっとジグを動かしにくいという点と、グリップが短い故に少し疲れるのですが、「出来なくはない」と思います。
当然ながら、出来れば「それぞれ持ったほうが良い」という結論ではあります。
よく行く釣り場で釣れる魚種を調べる
よく行く釣り場で釣れる魚を調べておく事で、タックルが決まります。
・サゴシ → シーバスタックルで余裕
・ショゴ(カンパチの子供)、ワラサ・ツバス(ブリの子供)、ソーダガツオ → どっちでも可だが、ライトショアジギングロッドのほうが良い
・ブリ・カンパチ・ヒラマサ → ライトどころかショアジギングタックルがあったほうが良い
・フラットフィッシュ → ライトショアジギングタックルで余裕。シーバスタックルでも可
という感じになるかと思います。
よく行く釣り場の状況
場所によっても使い分け、特にレングスについて考えておいたほうが良いですね。
磯・・・9.6ft以上のレングスがあったほうが良いです。10ft以上推奨
サーフ・・・9.6ft以上のレングスがあったほうが良いです(出来なくはない)
防波堤・・・8.6ft以上であれば可。広い場合は長いほうが良いかも。但し足場が高い場合は長いほうが良い
というのが一般的かなと思います。
というわけで2017年秋のオススメタックル(ロッド)
実売価格が安い順に行きましょう。シーバスタックルではなく「ライトショアジギング」をする視点で。
・メジャークラフト 三代目クロステージ CRX-902LSJ
あれ、9.6ftのCRX-962LSJじゃないの、というところなんですけど、敢えて9ftのこっちをオススメします。何でかと言いますと、やはり「9ftロッドの取り回しの良さ」がポイントです。
短くすることで非常にシャクりやすくなり、キャスト回数も増えると思いますし、結局のところ「ちゃんと振り抜けるか」というのが飛距離に影響しますので、敢えて短めのコイツをオススメ。
但しサーフとかで兼用するなら、9.6ftのCRX-962LSJにしましょう。
実売1.2万くらいなので非常にオススメ。
・メジャークラフト 三代目クロステージ CRX-942SSJ
あれ、これは「スーパーライトショアジギング」ロッドでは・・というところなんですけど、最大40gまで投げられるので、もはや「ライトショアジギング」ロッド扱いでオススメです。
実際には30g程度のジグが良いと思いますが、サゴシ・ショゴ・ワラサ程度なら余裕でしょう。
・ダイワ ジグキャスターMX 96M
「ジグキャスター」という名前がイマイチな感はありますが、「60gまで対応」というジグキャスターMX。
お値段もショアジギングロッドとしてはそこまで高くないです。
サゴシ程度ならちょっとオーバースペックかもですね。
・メジャークラフト NSS-902SSJ
僕のシーバス兼用メインタックル。
ブリやらカンパチサイズには全く太刀打ちできませんが、近所ではそんなものは来ませんのでサゴシ程度なら何ら問題なし。
「ショアジギングタックルをシーバスに使うのは不向き」と書きましたけど、これはティップが繊細なので全然使えます。
ライトショアジギングならぬ「スーパーライトショアジギング」ロッドなので、大物が来ない場所では軽くて非常に使いやすいです。
オススメタックル(リール編)
青物の強烈な引きに耐えるよう、やはり「ギアの耐久性が高い」モデルが良いと思います。
割と僕はダイワ派なんですが、この分野はコスパを考えるとシマノかな・・という気がします。
・シマノ ストラディック C3000HG
もちろん4000HGのほうがより「ショアジギング」寄りなんで、大物が来る場合は4000番以上にすべき所ですが、敢えてC3000HG。やはり軽さが武器。
僕はセルテートとスプールを兼用したくてセオリーを買いましたが、今買うならストラディックにするかな、と思います。そのくらいコスパが高いリールで、1.6万円くらいで買えちゃいます。
・シマノ サステイン C3000HG
最近発売された、「ストラディックXD」と呼ぶほうがしっくり来る「サステイン」
大物が来るところでは少なくともツインパワーXDにした方が安心ですが、そこまでの大物でなければサステインで十分でしょう。
ツインパワーXDはツインパワーがベース、サステインはストラディックベースだと思いますので、耐久性はツインパワーXDだと思いますが、やはり1万円の差は大きいです。
・ツインパワーXD C3000HG
ド本命でしょうね。セルテート買ってなかったら確実にツインパワーXDを買ってたと思います。耐久性は最高クラスなので、不意の大物も安心です。
このクラスならオフショアのマイクロジギングも対応可能です。
・16セルテート 3012H
ダイワなら他にも「BG」とか「ヴァデル」がありますが、やっぱりセルテートでしょ。
ガッチリした金属ボディがリールの歪みを抑えて安定した巻き心地を提供。
僕は2510RPE-Hを使ってますが、エイを掛けようが全然余裕です。
今回敢えてリールを「3012H」「C3000HG」としたのは、「シーバスも視野に入れて」という感じです。
XGはやっぱり巻きが重いので、HGくらいが丁度良いと思います。
という秋のライトショアジギングを是非堪能してください!
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