遂に「シルバーウルフMX 83MB-S」が到着致しました
5月発売、となってましたダイワの新ロッド「シルバーウルフMX 83MB-S」が到着です。
5月後半とかになるかな?と思ってましたけど想定より早かったですね。
ちなみにチニング用のベイトリール「シルバーウルフSV TW」も注文してまして、今はまだ発送中・・という状態です。なので今回使用はいつものアルファスSV TW(レイズスタジオのシャロースプール使用)です。
「シルバーウルフMX SV TW」なんていうアルファスベースのリールも出ないかなぁ、と思ったりします。ジリオンベースだとやはり5g以下のルアー投げるとかはキツイと思われるのですよ。この時期とメッキ狙いでしか投げないけど。
で、実はちょっとだけ実釣してきたんですが
実釣についてはまた後半部分、ということにして、今回は私がまぁ似たロッドを複数本所持してるので、それと比較なんてことをやっていこうかと思っております。
ちなみに比較対象は以下です。
・オリムピック シルベラード GSIC-762ML(ベイト)
・オリムピック シルベラード プロトタイプ 20GSILPS-792M(スピニング)
・アブガルシア エラディケーター ベイトフィネス EBTC-710MLT+PF(ベイト)
・ダイワ モアザンAGS 93ML(スピニング。旧モデルですが)
何でモアザンAGSみたいなシーバスロッドが入ってるんだよ、というのは後で解説します。シルベラードプロトもベイトのC792Mを持ってると一番良かったんですが、品薄だったりで結局持っておらず。
ということでちょっと比較などをしてみようかなと。
しかし我ながら似たようなロッド持ちすぎだろ、と思いましたがこの際気にしないことにします。
最初にお伝えすると、シルバーウルフMX 83MB-Sは「剛竿」です
剛竿って何だよというところなんですが、要はパワーのあるロッドということです。私が所持しているチニングロッドでは最もバットパワーがあるのがシルバーウルフMXですね。
という事で、シルベラードプロトS792M、シルバーウルフMX 83MB-S、モアザンAGS 93MLを3本左から並べてみました。
分かりづらいんですが、バットの太さが
モアザンAGS = シルバーウルフMX > シルベラードプロト
こんな順番です。シルバーウルフMXはMLクラスのシーバスロッドと同じくらいのバットの太さがあります。わざわざモアザンAGSを比較対象に挙げたのはこのためですね。
なので最初届いたときの印象としては「シーバスロッドかな?」と思ったくらいです。
なのでチヌとのパワーファイトも余裕でこなせる感じになってますし、シーバスなんかにも十分使えます。なので剛竿という感じ。
実際に持ったら分かりますが、シルバーウルフMXはかなり固いロッドです。
次にMLクラスの他のロッドとの比較
次は左から無印シルベラード 762ML、シルバーウルフMX、エラディケーター 710MLT+PFを並べてみました。
いわゆるMLクラスのロッドとの比較です。エラディケーターはチニングロッドじゃないですが近い調子ではあるんで対象に。
まあ、、、見た目では分かりづらいんですが、シルバーウルフMXはMクラスのロッドなので実際に手に取ると一回りバットが太いです。
無印シルベラードとエラディケーターは同じくらいです。ちょっとだけエラディケーターのほうが柔いかも。
で、ベリー部分はさておき「ハードソリッド」であるティップの比較
シルバーウルフMXは全モデル「ハードソリッド」のティップを持つロッドです。私ソリッドティップのロッドってアジングロッドのようなライトなロッドしか持ってなかったんで、「ハードソリッド」ってどのくらいの固さなのかはよく知らなかったんですが、
メチャ固いやん
という印象です。ソリッドティップのイメージが覆りました。チヌの硬い口に貫通させるにはこのくらいのパワーは必要なんでしょうね。
で、長さが違うのでちょっと写真ではまたもや分かりづらいのですが
なんとなく左のロッドが少し太い、というのがギリわかるかなとは思うのですが、これ左から
シルベラードプロトS792M 、 シルバーウルフMX 、 無印シルベラード
という順番です。実際に実物を見ると、シルベラードプロトが一番ティップも太く、シルバーウルフMXと無印シルベラードが概ね同じくらいです。なのでバット部分は明らかにシルバーウルフMXが太いんですが、ティップセクションはかなり細くなっています。
かといって一般的なソリッドティップのロッドのようにグニャッと曲がる感じではなく、かなり張りがあります。
のでボトムバンプのような釣りでティップが入りすぎる、ということは特に感じませんし、実際に鉄板バイブレーションも巻いてみましたが、全然パワー負けしないようなロッドです。
旧シルバーウルフはボトムをズル引くような釣り用のロッドだったので、もっとティップは繊細なんですが、シルバーウルフMXはかなり全般的にパワーが上がっていて、遠投先でもしっかり掛けられるパワーを持ったロッドになってますね。
という事で30投くらいしてみた感想など
先程鉄板バイブを投げた、と書きましたけど、諸々ルアーを投げてみました。
ちなみにロッドを持った感触としては「太いなぁ」と感じるレベルですので、あれ、シーバス釣りに来たんだっけ・・と錯覚します。
・7gシンカーとクレイジーフラッパー
合わせると9g~程度の重さになると思いますが、このくらいの重量があればかなり気持ちよくキャスト出来ます。
スペック上は5g~とあるんですが、たぶん5gは投げられなくはないっていう感じじゃないかなぁ、という印象です。試すの忘れました。と思ったら後日試したところ意外といけました。
・10.5gシンカーとクレイジーフラッパー
10.5~14gシンカーが個人的にはベストマッチな印象です。かなり固いロッドなのですが、このくらいの重量があるとかなり飛距離も出ますし、着底した感触も良くわかります。私が持ってるベイトロッドの中ではトップクラスの飛距離が出る感じが投げてて分かります。
ちゃんと測ってはいないのですが、さんざん投げてる橋脚横のヨレに届くレベルなので、他のロッドより明らかに飛距離は出てますね。スピニングロッドよりは若干劣りますが、所持しているベイトロッドの中ではトップクラスです。
ちなみにロッドが長くなると気になる点が「先重り感」だと思うのですが、張りの強めなロッドなので、それほど気にはなりませんでした。当然ながら76のロッドのほうがバランスは良いとは思いますけどね。グニャッと曲がったりしないので、ティップの収束も早いです。
まあ先重り感を感じにくいギリギリのレングスが8フィート3インチ、という感じかなと。
せっかくなのでシーバス用ルアーも投げてみた
たぶん私のようにシーバスと兼用しよう、という人も居ると思うので参考までに投げてみました。
・ブルーブルー シャルダス14
非常にいい感じの飛距離が出せます。軽めのキャストでもこのくらいの重量があると全く困らない飛距離が出ますね。
まあシャルダスは自重があるので分かってたんですけど。
ちなみに余談ですが、雨の影響でド茶濁りの河川だったんですが、シャルダス投げてたらシーバスが掛かりましたがバラしました(笑)
・ダイワ モアザン スライ95F
じゃあ軽いルアーだとどうなんだ、という事でスライ95Fを投げてみました。ちなみに自重は6.8gです。
結果・・・ちょっと慣れがいる
投げられなくはないんですが、空気抵抗があるのと、このくらいの重量しかないとロッドが曲がりづらく、ロッドにルアーの重さを乗せづらいので「投げられなくはない」という感じになってしまいますね。ちょっと慣れが要るかも。まあシーバスロッドでもロッドを選ぶルアーではありますが。
なので空気抵抗があるルアーの場合は10g程度からが使いやすいかな、とは思います。
・ダイワ リアルスティール 18g
いわゆる鉄板バイブですが、飛ぶのは当然なんですがロッドにパワーがあるので結構扱いやすいです。
なのでフリーリグ主体のチニング以外にも、バイブレーションを使ったチニングにも結構いい感じなのではないかなと思います。
そこそこのレングスがあるので、タダ巻き以外にもリフト&フォールなんかで狙ってみるのもいいですね。
ということでシルバーウルフMX 83MB-Sのいま時点での総評
シーバス、チヌ共にアタリの小さい春先は出番は無いんですが、それ以外の季節では第一線で確実に活躍するロッドです。
小場所だと76MLB-Sのほうが扱いやすいと思うのですが
私のメインフィールドである大淀川は結構な大河川なので、遠投が必要なフィールドでは明らかに飛距離が出ますので、83MB-Sがオススメです。
さらに想像以上にパワーがあるので、さすがにランカークラスはキツイと思いますがシーバスにも十分対応出来ます。バチ抜けシーズンは不向きです。
あとはボトム感度も悪くないので、ロックフィッシュなんかを狙うにも適してるように思いますね。ロックフィッシュ用のロッド持ってないんで詳しくないですけど、強力なバットパワーで根から引き剥がす事は可能かなと。さすがに大型の根魚はアレですが。
価格帯も中級クラスのロッドなので、シーバス、チヌ、ロックフィッシュなんていうターゲットを1本のロッドで狙う人には良い選択肢かなと思います。シーバスがメインならシーバスロッドのほうが良いですけど、チヌ・ロックフィッシュ主体ならアリですね。
という事でしばらくは近所の釣りならシルバーウルフMXがメインロッドになりそうです。
そして・・実はスピニングモデルも予約してるんですが、それはまだ売って無さそうなのでまた後日。