コアなファンの多いGクラフトのロッドに遂に手を出しました
ここしばらく、シーバスのデイゲームではシマノの「ディアルーナ 96MLB」を使用してまして、
若干感度が良くないかな、と思う以外はそんなに不満も無かったんですけど、何やら10万円が支給されるわけじゃないですか。
となると何か買ってみよう、とは思うものの、割とここ数年で揃ってしまっている感もあり、ふと目に止まったのがGクラフトのロッド。
前から知ってはいたものの「Gクラフトのロッドって凄い高そう」というイメージだけ持っていて手は出さなかったのですが、リミテッドモデルじゃなければそこまで高くないシリーズもあるようなので、今回ちょっと手を出してみました。
今回買ったのは比較的安価な「SR」シリーズのベイトモデル「MSB-972-SR River custom」です。
残念ながら河川がここ最近の大雨で大増水・ド茶濁り・ゴミだらけという事で釣果はありませんが、ちょっと使ってきたので最初のインプレです。
MSB-972-SR River customの詳細、ルアー投げてみた
「SEVEN-SENSE SR」のコンセプトは、「SEVEN-SENSE PE」と同レベルのブランクスを設計すべく、30t+40tの原材料を駆使し、「トゲ」や「クセ」を排除した「扱いやすさ」を最重要視。 特に投げやすさを考慮した「ミート」しやすいティップとバットに調整したブランクスを採用。 意匠、各種パーツのコストを限界まで削ぎ落としたチタンフレームSiCリングと自社製造ブランクスで構成する実用性最重要視ブランド、それが、「SEVEN-SENSE SR」である。
MID STREAM 97 「River custom」 がコンセプトはそのままにSRシリーズ初となるベイトモデルが誕生。 中・大型河川で比較的流速(1m/前後)の速い場所で、大型鱸族を狙う為に開発したこの「MID STREAM」は21g前後のミノーや21g~28gのバイブ主体のゲームにおいて、操作性を重視し、タメが利かせ易いバットに設計している。 よって、ランカークラス(5kg)に主導権を与えることなく余裕を持って対処でき、また、鉄板系28gまでのデイゲームや地域によってはサーフでのヒラメゲームにも適している為、リバーゲーム専用でありながら、その汎用性は実に幅広い。 ベイトロッド特有の操作性により、レーバーブレーキ以上の優位性を発揮できる為、使いこなせばスピニングモデルよりもキャッチ率は必然的に高くなる。 ルアーウエイトの許容範囲は、シンペン12g~21g、バイブ15g~28g、ミノー15g~26g。 ベストルアーウエイトはシンペン21g、ミノー23g、バイブ26gが使い易いブランクスとなっている。
中・大型河川で遠投性・操作性を重視した12㎝~14cmのミノーゲームにおいて、雨後の増水パターン、落ち鮎パターン、中型シンペンによるバチパターン、中型バイブ・シンペンによるハクパターン、20gブレード・18g~26g鉄板によるデイゲームにてテスト。 8gシンペン~26g鉄板バイブ等をストレス無く扱えるティップと流速が速い河川で大型鱸族を難無く寄せてこれるバットを設計。
出典:Gクラフト
Gクラフトのロッドのイメージというと、とにかく尖ったイメージだったのです。パリッパリに固いが感度が良い、みたいな。
早速届いて家でちょっと曲げてみた感じ、「あー、結構固いかも、ディアルーナと硬さは近いか・・?」と、思ったんですが、いざ振ってみると全然印象が違いました。
これまで何本かベイトシーバスロッドを使ってきたんですが、どれも結構固いロッドが多かったんですよ。ディアルーナ以外にもバリスティック810MLなども然り、ベイトロッドはどうしても固い印象がありました。
なんですが、意外にもこの「MSB-972-SR」は、いざルアーを投げてみたり、増水した激流を引き抵抗のあるルアーを通してみた感じ、むしろスピニングのシーバスロッドに近いような曲がり具合です。21〜28gのバイブレーション主体のゲームにおいて〜みたいなメーカー紹介文があったので意外な感じです。SRシリーズはマイルドな仕上がり、という事ではあったのですが、これは普通にスピニングのシーバスロッドに慣れてる人には使いやすいですね。
そしてディアルーナに感じていた「感度」についても明らかにMSB-972-SRのほうが良い感じです。
(と、いってもシーバスにそこまで超絶感度が必要かと言うとそうでもないんですけど)
残念ながら魚は掛けていませんが、繊細さは明らかに上ですね。
気になっていたガイド経
購入前に気になっていたのが「ガイド経」でして、「MSB-972-SR」はPEのMaxが1.5号、推奨1.2号となっています。
対してよく使っているディアルーナが2号、という事で、私太めの激安PEラインを使っているので、ガイドへの引っ掛かりが気になってたんですよね。さらにメーカーからも以下のような注意点があります。
ノットに関してはリーダーに結びコブを作らない摩擦系ノットにて結束してください。
尚、リーダー長は1.5m(1ヒロ)から1.0m(矢引き)までがトラブルも少なく使用できます。
リーダーの結束部はトップガイドの外側に出したキャストを推奨します。ロングリーダーはお勧めできません。
私ベイトタックルでは2ヒロ程度のリーダーを取っているので、いわゆるロングリーダーになると思うので、この点が大丈夫かなと思っていたんですが、届いたロッドを比べてみると、そこまでディアルーナとガイド経の違いは無さそうでした。
で、いざ投げてみると特に問題なしです。ので気になっていた点はクリアでした。
しかしピン撃ちには若干慣れが必要
97というレングスという点もありますが、やはり「曲がる」ロッドになると若干やりにくいのがピン撃ちです。
これは固いロッドのほうがキャスト時にティップのブレが少ない、という理由でピン撃ちした時に狙った所に撃ちやすい、という感じはあります。これは慣れの問題もありますが、いま時点ではディアルーナのほうがやりやすい感じはありますね。
とりあえず魚を掛けてみない事には何とも、という点もありますので、濁りが取れたらシーバスを狙ってみようと思います。
[itemlink post_id=”12169″]
曲がるロッドが好きな方、長尺のシーバス用ベイトロッドをお探しの方、意外と無いので選択肢の1つとして検討してみてはどうでしょう。
それでは濁りが取れた後、インプレその2へ(いつになるかは不明)