2年位ずっと同じような所で投げてるんですが、誰も同じ事やってる姿を見ないんです
別に私釣りが上手いとかは全くありませんが、宮崎というシーバスの魚影の薄い地域にも関わらず、ほどほどにボウズは無いくらいは釣れてるんですよね。(サイズはともかく)
で、当然これだけ釣りに行ってると、同じ場所でアングラーさんに会うことはあるんですが
私と同じことしてる人誰も居ない
のです。これだけ「際を撃ってる」と書いてるのに、ですよ。誰か真似してくれてもいいじゃないですか。
え?セイゴばっかり釣ってもしょうがないから?
分かってますよ自分でも。でも釣れたほうがいいじゃないですか。
という事でこれを公開するのも自分の首を締めそうですが、まあいいやってことで解説します。
1回だけ投げるとしたら、どこにルアーを通しますか?
出来るだけ場所を隠してみたら分かりづらい写真になりましたが、「1回だけルアーを投げるとしたら、どこを通しますか」という質問です。
あ、ちなみに実際に釣りする時は数回投げるので順番は人それぞれだと思います。
川の流れは右から左へ、という場合です。
たぶん、1番多いのは「橋脚の流れのヨレ」じゃないかなと思うんですよね。もちろん、全然間違いではないです。私も3投目くらいは狙います。
が、私はここです。オレンジの枠。ここ1投目です。
赤はたぶん一般的なところ。赤枠のもう少し右側の橋脚沿いを狙うのも良いですね。
ここの際を通して、岩陰に隠れている奴を狙っているのです。
結果、岩陰に隠れられるサイズ=セイゴだらけ になるということですね!
これで「なぜこのブログの釣果がセイゴだらけなのか」の理由が分かったかと思います!
というところで2つ目の画像
こういう場所。
ちなみに画像中央右端に写ってるのはシャルダス14です。未確認飛行物体ではありません。
下のオレンジ枠の場所、よく見ると岩が沈んでいるのが分かると思います。こういう所に隠れてる奴がいるんで、ルアーを少し逸れた所に投げ、岩のスレスレを通るようにルアーを通します。
せっかくなのでシャルダスは青枠で囲んでみました。
]
うまく隠れている所を通せば、シーバスが影から出てきてバイトする瞬間を目の前で見れます。これが楽しいのです。
今の時期(5月〜6月)はまだハクが際を群れで泳いでる事も多いので、ハクを狙ったシーバスが際に隠れている事も多く、とりあえずの釣果が出せる釣り方だと思います。
という釣り方なので、ロングロッド+ベイトタックルが要るんです
これ、別にスピニングでも出来るんですけど、どうしても「手返しが悪い」という事が起きます。
ベールを返すのが遅れたら根掛りしてしまったり、短いロッドだとフックがルアー回収時に岩に絡んだりするので、ギリギリを通せない、という事が起きます。
ここちなみに足元から水面までは2〜3Mあるので、短いロッドだとかなり沖からルアーを水中から出さないと岩にぶつけたりしちゃうんですよね。そうするとリップ割れなどでルアーの破損につながったりします。
という事で一般的にはキャスト精度を上げるためには長くても7ftくらいのロッドを使うと思いますが、私は9.6ftを使っています。
メインで使ってるのはいつものディアルーナB96MLですね。
流れを考えて流しつつルアーを巻いてポイントを通せば良いので、別に針の穴を通すようなコントロールは要らないです。
あと、絶対必須なのが偏光グラス。沈んだ岩がはっきり見えないと駄目なので必要です。私はTALEXレンズ信者なのでTALEXレンズを使ってるものをオススメします。
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使うルアーも制限があります
ちなみに「際を通す」という事をするにはルアーも当然制限があります。
なぜなら水深が浅いから。まずバイブレーションは使えません。根がかりしますし動きが速すぎます。
なので必要なのは「ミノー」「シンキングペンシル」です。あまりレンジが入りすぎるものは使いにくいですが、干満差で使い分けが必要なので、レンジを刻めるように数種類は必要です。
私の例で行くと、水深が浅い(干潮気味)な時は「グルービン65S」、水深がある時はある程度レンジが入る「ビーフリーズ78S」や「K-太 77 SUSPEND」というようなルアーを使うわけです。シンペンは別に何でも。デイゲームなのでフラッシングさせたほうが良いんでボラとかイワシカラーが良いかと思います。
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シャッドなんかも良いですね。リップが頑丈な奴を選んでいただければと。
最近は濁りがちょっと強めなので、レンジもコントロールできるしアピール力も高く、ゆっくり引けるシャルダス14がメインですね。
この釣り方のメリット・デメリット
当然メリット、デメリットがあります。
まずはメリットから。
・デイゲームでもそこそこ釣れる(ただし大半がセイゴサイズ)
・根掛りしても反対側に移動出来るので、9割くらい回収できる(沖に投げてると反対側に移動なんて出来ませんが、岸に沿って横に投げるので反対側に移動して外せます)
・メッチャ歩くので運動不足解消になる
・移動しまくるのでポイントが被りにくい。先行者が居てもなんとかなる。
・向かい風じゃなければ、強風でも釣りになる
・目の前で捕食シーン、水面爆発が見れて楽しい
特に先日の釣行記で「連日爆風ですが〜」みたいな状況でも釣りが成立しているのは、いつも私が行くポイントは「西風か東風の影響しか受けない」つまり西風は下流に向けてルアーを投げる場合は追い風でしかない、東の風はその逆、という状況なので、強風でもそこそこ釣りになるのです。
これが正面に向けた遠投になると横から風を受けるので、糸フケがひどすぎて釣りになりませんが、堤防が高いため北風や南風はそこでブロックされますし、西風か東風がほとんどなので、投げる向きをその日によって変えれば、常に追い風なのでベイトタックルでも何ら問題なし、というわけですね。実は最近気づいたんだけどさ。
そしてデメリット。
・慣れるまで岩にぶつけてリップを割るルアーが続出。練習が要る
・岩陰に潜む奴がターゲットになるので、サイズが出ない
・季節が限られる(私の所感では冬は出にくいです。5月ごろから釣れます)
・掛かった瞬間に根ズレで切られる場合がある
・シーバス以外はボラのスレ掛かりくらいしか釣れない
・シーバス釣りっぽくない
まあ一番のデメリットは「シーバス釣りっぽくない」じゃないでしょうか。だってyoutubeとかでこんな地味な事してるシーバス動画無いんだもの。
ちなみにこの釣り方は嫌だ、という人は別の釣り方がありまして、大抵足元はカケアガリになってる事も多いので、少し沖にキャストしてカケアガリに付いてる奴を狙う、という方法もあります。
まさにこれですね。
この釣り方ならベイトじゃなくてもいいです。手持ちのスピニングでいいですね。
とりあえず沖に向かってバイブレーションを投げ続けて、安定的に釣れないなぁという方は試してみてはいかがでしょうか。
ということで、大淀川でこの釣り方をしている人を見かけたら
たぶん私ですが、なんか恥ずかしいのでそっとしておいてください。