皆が増税、増税とか言うから、、、19ヴァンキッシュに続いて買っちゃいましたよ。
ソルティスタイル マイクロショアジギング SMJS-962UL-KR
思いっきりピントがズレてるのはさておき、この「マイクロショアジギング」という、1〜3gというジグすら投げられるというロッド、気になったので買ってみました。
これですね、、9.6ftもあるんですよ。
このレングス、普通なら大河川用のシーバスロッドだったり、ライトショアジギングでよく使われるレングスなわけですが、「このレングスで軽いルアーを投げることをメインとしている」という、尖ったロッドなわけです。
普通に考えるとですね
・リールとのバランスが微妙になる(極端な先重り感がするのでは?)
・パワー不足
という所が皆さん気になると思うんですよ。私もそうでした。
では実際どうなのか、というのを私の所感ではありますがインプレです。
ソルティスタイル SMJS-962UL-KR のスペック
まずはスペックを振り返ります。
レングス:9.6ft
自重:136g
ライン:PE0.3〜0.8
パワー:UL
テーパー/アクション:ファースト
使用材料:カーボン98%、グラス2%
こんな感じです。スペックをよく見る人からすると、「自重136g」というのは思ったよりは重いのでは、と感じるのではないでしょうか。
例えばシマノのシーバスロッド「ディアルーナ B96ML」が「自重136g」なので、まさかの「ディアルーナB96MLと同じ」という状態なのです。
というわけで「ディアルーナ B96ML」と並べてみました。ディアルーナマニアならどっちがどっちかすぐ分かると思いますが、
左がソルティスタイル マイクロショアジギング、右がディアルーナのB96MLです。
思ってたより太さに差が無さそうに見えるのではないでしょうか。実際にそんなに太さは変わら無いです。
そしてティップの比較。
ちょっと写真では分かりづらいのですが、これはソルティスタイルのほうが結構細かったりします。ただソリッドティップのアジングロッドとかに比べると太いですね。
チューブラーのライトゲーム用ロッドとそんなに変わらないくらいの太さです。
というわけでSMJS-962UL-KRを使ってみた
期待してたのは「飛距離」だったりするんですが、正直ですね、分かってたんですけど
8ftくらいのライトゲーム用ロッドとそんなに大差ない
です。比較対象はブラックスターS78ですが、あんまり変わらないです。
多少は伸びますが、多少というくらいで遜色ないかと思います。
で、先程スペックのところにわざわざ「カーボン98%」と書いたのはですね、「固いパツンパツンのロッド」と思うかもしれないからなのですね。
これ、全然です。
むしろティップ側はボヨンボヨンしたロッドです。
UL/ファーストというアクション設定のためですが、良く言えばバイトを弾きにくい、悪く言えばボヨンボヨンのアクション、という感じです。
これ良いところは「着底が分かりやすい」という点なのですが、固いロッドが好きな方は微妙な印象を持たれるかと思います。
着底が分かりやすいとは言ったものの、いわゆるソリッドティップのアジングロッドに比べれば当然劣りますし、そこまで繊細というわけではありませんね。
そして「自重がそんなに軽くない」という点は、恐らくバランスを取るためだと思います。
しばらくマイクロワインドをしてみたんですが、思ってたよりは先重り感で疲れた、という印象はありませんでした。(リールは19ヴァンキッシュとストラディックCi4+を使用)
ただ、わざわざこのロッドでやらないといけないのかというと、正直ブラックスターS78の方が自重も軽く軽快に投げられますし、マイクロワインドもやりやすいです。
ので常用するか、というと正直「うーん、、」という印象なのです。
ただ他には無い1点があるのがこのロッド
但し1点だけこのロッドならでは、という点があります。
それは「レングスを生かして足元までルアーが引ける」事ですね。
足場が高い所ではどうしてもルアーが水面を飛び出してしまう事がありますが、このロッドのアクションとレングスを用いる事で、足元まできっちりルアーが引ける、というのは最大のメリットではないかなと思うわけですね。
という点に魅力を感じる方は考慮の余地あり、というロッドかなと思います。
個人的には普通のライトゲーム用ロッドのほうがオススメですね。
ちょっと96は長すぎる、という人は「SMJS-862UL-KR」のほうが良いかも。
96より86のほうが良かったかもなぁ、とちょっと思っています。
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