昨年からそこそこトップチニングやってきまして、なんかちょっと分かってきたかも
といっても多分昨年は10枚くらいしか釣ってないので、そんなド素人が何を・・というお話なのですが、ここ数回の釣行では少なくとも1釣行毎に2〜3回はトップに反応あるんですよね。まだ本格的なシーズン前ですが反応を得ることが出来ております。
昨年は釣れる場所を求めて日南エリアに行ってみたり延岡に行ってみたり・・と試行錯誤をしたわけですが
最近は全部自宅から10〜15分圏内で釣っております。プチ遠征とは一体・・・。
これから書くことはエキスパートな方は知ってるよ、って事ばかりではありますが、今年はダイワから「シルバーウルフ ラフトリック」も発売されるという事で、ボトム狙いだけでなくトップも盛り上がるんじゃないかな、と思っておりまして、これからトップで釣ってみたい人のヒントになればと思っております。
最近「小さいペンシルよりデカいペンシルだ」と思ってきた
これまでチヌ用のペンシルというと、50〜75mmくらいのものが主流で、90〜100mm程度というサイズは存在するものの、チヌ用としてはそこまで主流ではなかったかな、と思っております。
私も色々なペンシルを買ってみたんですが、昨年何枚か釣り上げたのは「スティーズペンシル75F」でして、1枚は86Fでも釣りましたけど、比較的一般的なサイズのもので釣ってたんです。実際コレ自体は別に悪いとかいう話ではないんですが、最近思っているのが「アピール力って大切」だと感じています。
風や波が無いような状況では従来よく使われていたペンシルが強い事もあるんですが、私の住んでいる宮崎市は割と風が強い日が多く、それこそ大阪の淀川と似ているような状況があります。なので年末にトップバトラーさんで聞いてきた話って非常に有用なお話ばかりでして、アピール力の話もトップバトラー宮平さんのお話からです。
で、最近メインで使ってるのがスーパースプークJr。バス用のペンシルです。
サイズが90mmなので極端に大きいわけでは無いのですが、他のこれまで使って来たペンシルより明らかに大きいものがあります。
それが・・ラトル音。
かなり離れた場所から、カチャカチャと動かすたびにラトル音が聞こえる程にデカい音がします。私が持ってるペンシルの中で、サイズからすると最もうるさい音がするのがスーパースプークJrです。このうるさいラトル音が効くシーンがあります。
それはやはり風が強い状況や、活性の高いマヅメなどの状況。
先日夕マヅメに釣り場に付いてみたら、思ったより強風じゃん!という事がありましたが、構わず投げていると「ボフッ!」とチヌがアタック(乗らなかったけど)普段ならトップは無理だなー、と思うような強風でも出ることを確認出来ました。従来の小型のペンシルだと、たぶん出せなかったと思いますね。
他にアピール力が強いルアーとして、これもヘドンのチャギンスプークJr。
ペンシルポッパーという感じですが、こちらは音以外にもスプラッシュを発生させてアピールします。
このラトル音がうるさいルアー達ですが、90mmサイズだと絶対口に入らないよね、というサイズのチヌもアタックしてきます。
つまり、今思っているのが
サイズがデカく(90〜100mm)、目立つカラーで、且つラトル音がうるさい、そして飛距離が出る
こういうペンシルが強い事が多いんです。サイズの小さいペンシルはむしろ不利なんじゃないかなと思ってきました。
目立つカラーというのも結構重要で、まだ3月なので水がクリアな状況なんですけど、全然上の写真のようなオレンジの目立つカラーにも全然出ます。クリアウォーターのようなシーンではカラーもクリアカラーも強い、というお話もありますが、今の所は目立つカラーのほうが見つけてもらえるメリットを感じてますね。
従来の小型のペンシルが強いシーンとしては、「フワーッと近づいてくるようなチヌを狙い撃つ」という場合は小型のものの方が良い場合があります。「食え!食え!」って言って狙う系の奴ですね。ただ広範囲に誘うための先発は、やはりスーパースプークJrのようなルアーのほうが良いかなと思います。自重も14g程度あるので小型のペンシルより格段に飛距離が出ます。
というような強み+αの工夫を備えていると期待されるのがダイワのラフトリック、という感じです。ここまで書いた要素を持ってるルアーってラフトリックがドンピシャなんですよね。ラトル音は聞かせてもらったけど忘れました。
ベタ凪、無風の場合は従来からの人気ルアーを使う
先日ベタ凪、無風という朝マヅメでトップを投げていた所、スーパースプークには全く反応なし、という状況がありまして、何気に「サミー85」に変えたら一発じゃん、という事がありました。
サミー85はラトルは入ってるものの、いわゆるジャラジャラ系と言いますか、デカい音というよりは小さいウェイトボールが何個か入っているので、音は控え目です。スティーズペンシルも音は控え目ですね。
比較的風が穏やかな状況が多いよ、という場所で釣る場合はこういうルアーのほうが釣果が出るかもです。
宮崎市近辺で、風が多少ある日はスーパースプークJrのほうがオススメ。
ポッパーは比較的小さいもののほうが良い気がしています
ペンシルに出ない日に使うモノとして使うのがポッパーです。初めてチヌをトップで釣ったのもポッパーでした。
ポッパーに関しては、先のペンシルに比べて比較的小さいサイズが良いかなという気がしておりまして、個人的に一番強いなと思っているのがDUELのシルバーポップ60なんですが、たぶん廃盤になっちゃいました。
ので今ならオススメはメガバスのポッピングダックかなと。
自重が6.5gあるのでそこそこの飛距離が出ます。ダイワのチニングバグなんかも良いんですが5gしかないので飛距離が足らぬ。
ポッパーでよく釣れるシーンとしては、「壁際ギリギリ」という所で反応が良い事があります。たぶん転がり落ちてくるカニを狙ってる奴がいるんで、そこに合わせて落とすと簡単に釣れることがあります。またはペンシルに出ない日に使う感じですね。
トップチニングの場所について
いわゆる河口エリアがメインになってくるわけですが、河口の中でもやはり「シャロー帯」であることが必須です。
水深は1m以下くらいが良いですね。そうじゃないとやはりチヌが気づいてくれない事が多いと思います。
その中でもさらに、出来るだけ小場所のほうが釣りやすいと思います。大淀川本流だと、チヌ狙っていても先にシーバスが掛かるので、まあシーバス狙いも、という事であれば本流側でやってもいいと思います。
とりあえず川幅が30〜50m程度の場所が良いかなと思いますね。狭すぎるとチヌに気づかれるし、広すぎると水深があったり狙いが定まらない場合があります。
チューニングについて
昨日書いて即同じことを書くのも何ですが、スプリットリング2つ付け、は結構効果的だと感じております。
これにしてからフッキング率が格段に上がった事を実感してまして、これまでミスバイトだらけでボウズ続きだったのに、これにしてからキャッチ率が思いっきり改善しました。
今では気に入ってるペンシルは全部このセッティングです。使ってるのはゼスタのハードスプリットリングですが、別に何でもどうぞ。
トップチニング用の必須ツール
チヌに限らずですけど、トップウォーターは「針先が鋭いこと」がとにかく重要です。だってとにかく掛からないんだもの。
フックをこまめに交換する事が何よりなんですが、フックも最近高いんで、多少なりともフック代を節約するために必要なのがコイツ。
第一精工のオマツリシャープナー。これは必須アイテム。フックシャープナーと、バックラッシュを直すための「おまつりほぐしピック」(針です)が付属していて、ベイトアングラー必須なアイテムです。
トップチニングのラインセッティング
あくまで私がやってるセッティングですが
・PE 0.8号程度(高比重じゃないもの)
・リーダーはナイロン4号程度
という設定でやっています。フロロリーダーでも別に釣れますけど、やっぱトップなのでリーダーが比重が低いほうが良いかなと思ってます。
ナイロンと書きましたけど私が使ってるのが、DUELのハードコアパワーリーダー。カーボナイロンですね。
300m巻きのカーボナイロンラインを使うこともありますけど、やはりリーダー専用のパワーリーダーのほうが耐久性・太さが均一といった点で優れています。
PEは別に好きなものを使えばいいと思いますが、私はデュラセンサーX4の0.8号です。0.6号も使ってましたけど高切れリスクを回避するために0.8号です(2回位吹っ飛んだけど何とか引っ掛けて回収成功した)
ロッドとリール
まあ14g程度のものを投げるので、そのくらいのものに対応出来るようなロッドだったら別に何でも・・とは思いますが、長すぎると疲れますし、短すぎると飛距離が足らない、なんてことが起きると思いますので、7ft〜8ft以下くらいのものが良いと思います。対応ルアーウェイトは5〜20gくらいのものがいいかなと。
私は普段セブンハーフの76MLBとアルファスSV TW 800S-XHLですね。
アルファスの800Sであれば、ポッピングダック(6.5g)なんかも普通に投げられますしそこそこ飛距離も出ます。
ので比較的軽いポッパーを投げられるし、スーパースプークJrの14gも快適なので、アルファスがオススメですね。
そこそこ巻取り量があったほうが良いので、22モデルのXH(一巻き85cm)が良いと思います。
更に私、巻取り速度を少しでも早くするために、標準の85mmハンドルから80mmハンドルに変えています。これは正直自己満足です。
スピニングを使う場合は、ロッドが礁楽、リールが23エアリティですね。
ちなみによく使うのはベイトです。何でかと言うと、横風が強いとラインがフケてしまうのですが、ベイトのほうがサミングで早めに押さえたりしやすい、という点と、やはりダイレクトに掛けたいという点からでして、別にスピニングでも何ら問題ありません。小型のルアーだとスピニングのほうが飛ぶので、風のない日はスピニングも使います。正直言えば気分で使い分けです。
ちなみに、別にスピニングタックルだったら格安のロッド&リールでも別に全然問題ないです。オッサンなので出来るだけ軽いものを使ってますが、リールなんてレガリスLTとかでも全然余裕だと思います。
トップウォーターの良いところ
なんたって「お金が掛かりません」です。だってスーパースプークJrなんてヤフオクで800円〜くらいですし、トップウォーターなので根掛りしません。
ボトムのチニングやってると、仮にツ抜けするまでにワームが2〜3個、根掛りでタングステンシンカーを失ったりすると1釣行で500円〜するわけですが、トップならそんな心配は皆無です。
高切れでロストすることはありますが、なんやかんや回収できたりするんで今年はまだロスト0。
あ、悪い所は釣れないところです(笑)
釣れない事への精神力は向上します。
まとめ
とりあえず、騙されたと思って90mmサイズ、ラトル音がうるさいペンシル、を使ってみてください。
よくわからなければ、スーパースプークJrがいいです。中古でもいいので、是非ラトル音を聞いてみてください。
小さいペンシルを投げるチニングより、これからはアピール力重視の90〜100mmを投げる時代ですよ。
ふと気になったんですが、今の所誰からも「トップで釣りたいので教えてほしいです」と言われたことがありません。今年のトレンド間違いないのに・・。