超軽量!なソルト用ベイトフィネスロッド「アブガルシア エラディケーター ベイトフィネス EBTC-79LT Complete Air Ⅱ」のインプレ

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アブガルシア

最近ソルトのベイトフィネスにハマっておりまして、新ロッドを購入です

ここ最近スティーズCTやアルファス Airを購入したという事でハマっているのが、ベイトフィネスタックルでの釣り。

私バス釣りはしないので、ベイトフィネスと言ってもいわゆるソルトのライトゲームをベイトタックルでやってるだけではありますが、使ってたのが比較的安価なアブガルシアのソルティースタイル。

 

このロッド、お値段が安い割には全般的に張りもあって扱いやすいロッドでして、実際のところそんなに不満があったわけでもないんですけど、やはり上位モデルが気になります。ということで今回購入したのが上位モデルの「エラディケーター ベイトフィネス EBTC-79LT Complete Air Ⅱ」です。

比較的リーズナブルなラインナップの多いアブガルシアのロッドとしては、実売3〜3.6万円程度、というなかなか高価なモデルです。

 

また似たようなロッドを買うという行為をしてしまったわけですが、とりあえずガッツリ使ってきたのでインプレです。

 

 

その前に「EBTC-79LT – Complete Air Ⅱ」のおさらい

まず「エラディケーター ベイトフィネス」シリーズ全般の紹介文を引用させていただきますと

ブランク新製法「TAF」を採用したフィネスロッド。前作のEradicator ベイトフィネスシリーズより20%もの軽量化に成功。
同時に画期的に強度も向上。国産100%のカーボンマテリアルで構成されたTAF 製法のブランクス。軽さと強度は当社比、過去最高のスペックを誇ります。
最上級チタンフレーム・トルザイトリングのガイド搭載。RVガイドとKガイドの組合せで、感度と軽量を実現。

出典:ピュア・フィッシング・ジャパン

 

何と言っても特徴は、アブガルシア独自の「TAF」製法。興味のある方はコチラをどうぞ。

まあ私も細かいことはよく分かりませんが、とてつもなく簡単に言えば「軽くなったのに強くなった」といういいとこ取りな技術なようです。

カーボン100%というのはすごいですね。

実際に、先の「ソルティースタイル STBC-792LT-KR」と、今回買った「エラディケーター EBTC-79LT」ではロッドのレングスは一緒なんですが、「30g以上の軽量化」が実現されています。ロッド重量で114gと78gという驚異的な軽量化ですね。

 

まあお値段も2.5倍くらいするんですけど。

 

ちなみに他に違う所の比較としては、まず「ガイド数」に違いがあります。

 

ソルティースタイル STBC-792LT-KR → 10個

エラディケーター EBTC-79LT → 12個

 

エラディケーターはチタンフレーム・トルザイトリングなので高級な部品を豪華に使われてる感じです。ガイド数が2個多いのに軽量化されているので、かなりの軽量化と言って良いかと思います。

 

ただ1点軽量化・バランスを取るための変更だと思うのですが、エラディケーターはグリップエンドがかなり小さいです。

これは好き嫌いが分かれるポイント。

 

まあこれだけ見ても小さいのかよく分からないとは思うのですが、持ったら普通に「小さい!」と思うレベルです。なので最初は違和感がします。慣れますけど。

 

そして前置きが長くなりましたが、「EBTC-79LT」の紹介文を引用。

長さが武器の7フィート9インチのライトアクション
シリーズ最長モデル。限りなく8フィートに近いレングスは、2g以下の軽量リグも遠くに運んでくれるロングキャスタビリティーを持つ。

遠投だけでなく足場の高いシチュエーションにも最適で、長さゆえのアドバンテージが魅力。

1.5gの軽量リグから15gのやや重めのルアーまで遠投、広範囲にサーチ可能。

ジグ単のワームだけでなく、マイクロジグやマイクロメタルバイブ、小型のプラグなど、あらゆるルアーとマッチングします。

シーバスやチヌゲーム、そして根魚狙いからエギング、ライトワインド、プラッギングゲームとあらゆるスタイルに完璧に高次元
で対応可能なモデル。

出典:ピュア・フィッシング・ジャパン

 

最初ですね、最近発売になったパワーフィネスモデル「EBTC-710MLT+PF」と迷ったんですよ。(結局買いました。インプレはコチラ

 

 

チニングとシーバス、というところを主眼に置くと、24gまでのルアーが扱えるこちらのモデルのほうが使い勝手が良さそうなんですが、今回はチニングとライトゲーム(主にメッキ)を主にしよう、ということでEBTC-79LTにしてみました。

 

スペックとしてはこんな感じ。

 

枠で囲ったのが2つのモデルですね。ライトアクションかミディアムライトか、という違いと、先経の太さがそこそこ違う、とか諸々違いがありまして、私「軽量タックルで何とか頑張って釣る」という釣りが割と好きなので、ライトなほうを今回は選択です。

 

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ということで実釣してみました

今回割と重視してるのが「5g程度のジグヘッドを使ったマイクロワインドの操作性」なんですね。

ソルティースタイルは割と扱いやすかったんで、エラディケーターではどうかな、と思ったんですが、ロッドもかなり軽くなりまして、使い勝手は非常にいい感じです。

「ソルティースタイル STBC-792LT-KR」は18gまでのルアーが扱えるのですが、「エラディケーター EBTC-79LT」は15gまで、と若干ライトな感じになっているので、比べると少し柔らかいアクションになっています。少しでも固くて張りのあるロッドが好きな方はソルティースタイルのほうが好きな方もいるかもです。

という事でこの時期恒例のメッキを1匹釣ってみました。

 

最も大きな差としては、やはり「軽量化」と「ガイド数」から来る感度の違いというところでしょうか。エラディケーターは7フィート9インチのロッドとしては、「かなり高感度のロッド」だという印象です。もちろんショートレングスなアジングロッドに匹敵する、とまでは言いませんが、魚がじゃれつく「コツっ」のような、ちょっとした違和感も感じ取れますし、ベイトタックルのメリットの1つである、「ボトム感度」についても非常によく分かる印象です。

そしてちょっと私もあまり好きではない「小口径なガイド」なんですが、かれこれ5時間程度実釣しましたが、フルキャストだと特にガイドに引っかかるようなバックラッシュも無く、抜けは良い感じです。これは2ヒロ以上のロングリーダーを組んでおけば全然問題なさそう。

ただキャストによっては引っかかりやすく、またロングリーダーを組んでもリーダーが短くなってくると引っかかる事もあり。

固すぎず、柔らかすぎずというなかなか絶妙な感じのロッドなのですが、やはり「とにかく軽い」というのが印象的なロッドですね。

マイクロワインドや小型プラグを使ったトゥイッチを多用すると、割と手首が疲れるんですが、ロッドが軽量という事もありまして、かなり疲労感も少ないです。これが気になる人は奮発してエラディケーターを買うことをオススメします。

ま、とはいえスピニングでやったほうがやりやすいんですけどね

 

ルアーを投げた感じ

ジグヘッドの操作性は良好でしたが、他に「小型プラグ」「メタルジグ」を投げてみました。

まず10g程度までのメタルジグを投げた感じ、「扱いやすい」と言って良いレベルです。ベイトロッドだと、たまにメタルジグをシャクるという行為に対してあまりバランスが良くないロッドもありますが、エラディケーターは全然OKですね。

さらに扱えるMaxである15gのジグを投げてみましたが、こちらは投げられるもの、やはりMax感があるので「よいしょ」っていう感じの投げ方になります。少しパワー不足というか、やはりギリギリなのかなという感じですね。

そして軽量プラグの扱いですが、こちらも「抜群」とまでは言いませんが、「良い感じで特に問題はない」という印象です。

さすがにトゥイッチ専用モデルのロッドのような使い勝手ではありませんが、汎用的に使うのに十分な感じです。

 

さらにポッパーなど、トップの釣りにも程よい柔らかさがあるので使いやすいです。ペンシルはルアーによってはちょっとティップが入りすぎるので、使いにくいものがあるかも(スティーズペンシルは微妙な感じでした)

 

エラディケーターシリーズで、良いところでもあり、悪いところでもある事が1つ

エラディケーターで「良い所でもあり、悪い所でもある」点がありまして、それは「ガイド数の多さによる、ラインの絡み」なんですよ。

先程紹介したように、ガイドが12個もあります。

ガイド数が多いという事はその分感度が上がるわけですが、例えば魚からルアーを外す際に少しラインがたるんだりすると、風に吹かれてラインがガイドに引っかかってしまいます。

これを外すのが何気にストレスだったりします。まあこれは性能を上げるための部分なのでしょうがない点ではありますが、面倒だなぁと思う人も居ると思うのですよね。

ちなみにキャスト時に引っかかる事はそれほど無いですが、抜けを良くするためにFGノット推奨ですね。

 

とりあえず言えることは「1軍確定」であります

軽くて変な癖の無い、優秀なロッドですね。これまであまりアブガルシアのロッドを使ってこなかったのですが、ソルト用のベイトフィネスロッド、というもの自体の選択肢が少ない中、これは非常に使い勝手の良いロッドです。

かれこれ20匹ほど小物を釣ってみましたが、まあ50cm以下くらいの魚なら余裕ですね。

 

 

ソルト用ベイトフィネス、というまだまだニッチなジャンルではありますが、ピンポイントにキャストしたり、ボトムを取るような釣りではベイトのほうが扱いやすい事もありますので、気になる方は手にとってみると良いのではないでしょうか。

個人的には非常にオススメです。

 

EBTC-79LTの釣果

なんだかんだチヌ、キビレを50〜100枚、メッキを200枚以上釣りましたが

さすがにこのサイズをぶっこ抜くことは無理ですけど、30cmくらいのキビレなら大丈夫です。

メッキは・・・楽勝です。追い食いしてくるようなアタリもわかりますね。

 

このレングスのベイトフィネスロッド、って実はなかなか無いので重宝してますね。

少しでも長いレングスのライトゲーム用ロッドが欲しい方には非常にオススメです。

 

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