宮崎トップチニングのススメ・・これまでの私は間違っていた・・。これから始める人向け解説。

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チニング

昨年からそこそこトップチニングやってきまして、なんかちょっと分かってきたかも

といっても多分昨年は10枚くらいしか釣ってないので、そんなド素人が何を・・というお話なのですが、ここ数回の釣行では少なくとも1釣行毎に2〜3回はトップに反応あるんですよね。3月という、まだ本格的なシーズン前ですがそこそこ反応を得ることが出来ております。

昨年は釣れる場所を求めて日南エリアに行ってみたり延岡に行ってみたり・・と試行錯誤をしたわけですが

最近は全部自宅から10〜15分圏内で釣っております。プチ遠征とは一体・・・。

これから書くことはエキスパートな方は知ってるよ、って事ばかりではありますが、今年はダイワから「シルバーウルフ ラフトリック」も発売されるという事で、ボトム狙いだけでなくトップも盛り上がるんじゃないかな、と思っておりまして、これからトップで釣ってみたい人のヒントになればと思っております。

 

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最近「小さいペンシルよりデカいペンシルだ」と思ってきた

これまでチヌ用のペンシルというと、40〜70mmくらいの小型で軽いのものが主流で、これより大きい90mm程度というサイズは存在するものの、チヌ用としてはそこまで主流ではなかったかな、と思っております。

私も色々なペンシルを買ってみたんですが、昨年何枚か釣り上げたのは「スティーズペンシル75F」でして、1枚は86Fでも釣りましたけど、比較的一般的なサイズのもので釣ってたんです。実際コレ自体は別に悪いとかいう話ではないんですが、最近思っているのが「アピール力って大切」だと感じています。あと飛距離ね。

風や波が無いような状況では従来よく使われていた小型のペンシルが強い事もあるんですが、私の住んでいる宮崎市は割と風が強い日が多く、それこそ大阪の淀川と似ているような状況があります。なので年末にトップバトラーさんで聞いてきた話って非常に有用なお話ばかりでして、アピール力の話もトップバトラー宮平さんのお話からです。

で、最近よく使ってるのがスーパースプークJr。バス用のペンシルです。

サイズが90mmなので極端に大きいわけでは無いのですが、他のこれまで使って来たペンシルより明らかに大きいものがあります。

それが・・ラトル音

かなり離れた場所から、カチャカチャと動かすたびにラトル音が聞こえる程にデカい音がします。私が持ってるペンシルの中で、サイズからすると最もうるさい音がするのがスーパースプークJrです。このうるさいラトル音が効くシーンがあります。

それはやはり風が強い状況や、活性の高いマヅメなどの状況。

先日夕マヅメに釣り場に付いてみたら、思ったより強風じゃん!という事があり、水面が波立ってるくらいの状況でしたが、せっかく来たので構わず投げていると「ボフッ!」とチヌがアタック(乗らなかったけど)普段ならトップは無理だなー、と思うような強風でも出ることを確認出来ました。従来の小型のペンシルだと、たぶん出せなかったと思いますね。

 

で、私が他にオススメするのが、EVERGREENのシャワーブローズ ショーティー。

ペンシルポッパーというジャンルのブラックバス用ルアーですが、こちらはラトル音以外にもスプラッシュを発生させてアピールします。

このラトル音がうるさいルアー達ですが、90mmサイズだと絶対口に入らないよね、というサイズのチヌもアタックしてきます。

つまり、今思っているのが

 

サイズがデカく(90mm~100mm)、目立つカラーで、且つラトル音がうるさい、そして飛距離が出る

 

こういうペンシルが強い事が多いんです。サイズの小さいペンシルは飛距離の面もあり、むしろ場所によっては不利なんじゃないかなと思ってきました。

目立つカラーというのも結構重要で、まだ3月なので水がクリアな状況なんですけど、全然上の写真のようなオレンジの目立つカラーにも全然出ます。クリアウォーターのようなシーンではカラーもクリアカラーが強い、というお話もありますが、今の所は目立つカラーのほうがチヌに見つけてもらえるメリットを感じてますね。

従来の小型のペンシルが強いシーンとしては、黒鯛が密集しているポイントです。こういうポイントは1枚釣ってしまうと黒鯛の警戒心がものすごく上がってしまうので、小型のものの方が良い場合があります。ただ広範囲に誘うための先発は、やはりスーパースプークJrのような飛距離の出るルアーのほうが良いかなと思います。自重も14g程度あるので小型のペンシルより格段に飛距離が出ます。

というような強み+αの工夫を備えているのがダイワのラフトリック、という感じです。ここまで書いた要素を持ってるルアーってラフトリックがドンピシャなんですよね。飛距離、集魚力共に抜群のペンシルです。

 

 

魚を寄せて釣るのか、ピンポイントに狙って釣るのかで違う

先に説明した「90mm以上のデカいペンシル」で狙う、というのは「魚を寄せて釣る」、従来の小さいルアーを使って釣るのは「ピンポイントに狙って釣る」という所に大きな違いがあるかなと思っています。

私がやってるのは全くチヌが見えていない状態で広範囲に狙って釣る、というやり方なので、

 

・見えチヌを狙う

・超小場所

 

なんていう場所では小さいルアーのほうが効果的なんじゃないかな、と思うわけです。

なので大河川で釣るなんていう場合には比較的大きめのルアーで狙うのが良いかなと思います。

 

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ベタ凪、無風の場合は従来からの人気ルアーを使う

先日ベタ凪、無風という朝マヅメでトップを投げていた所、スーパースプークには全く反応なし、という状況がありまして、何気に「サミー85」に変えたら一発じゃん、という事がありました。

比較的風が穏やかな状況が多いよ、という場所で釣る場合は、ラトル音がうるさい事がマイナスに働く可能性もあるので、こういうルアーのほうが釣果が出るかもです。サミーの場合はシャラシャラと小粒のラトルが入っているので、小さい小魚がベイトの際に強い・・・っぽいです。

 

 

さらにサミーやフェイキードッグのような表層に強いルアーでもダメな時は

多少風があったり、表層ドッグウォークで反応が無い日があったりします。

そんな時に強いのが表層より一段下をドッグウォークで誘えるペンシル。例えばスティーズペンシルレッドペッパーJrのようなルアーが反応良かったりします。スティーズペンシルは75Fと86Fがありますが、最近は自重のある86Fのほうがよく使います。

レッドペッパーJrはイレギュラーなアクションが出るので、最初使った時は??と思いますがこれが効くシーンがありますね。

これからのハイシーズンは先発として投入してもよいルアーですね。

しかしレッドペッパーJrなんて100mmサイズですからね。何で追ってくるのか不思議なレベルです。

 

ポッパーは比較的小さいものでも良い

ペンシルに出ない日に使うモノとして使うのがポッパーです。初めてチヌをトップで釣ったのもポッパーでした。

ポッパーに関しては、先のペンシルに比べて比較的小さいサイズが良いかなという気がしておりまして、個人的に一番強いなと思っているのがDUELのシルバーポップ60なんですが、たぶん廃盤になっちゃいました。

ので今ならオススメはメガバスのポッピングダックかなと。

自重が6.5gあるのでそこそこの飛距離が出ます。ダイワのチニングバグなんかも良いんですが、5gしかないので飛距離が足らぬ。

ただ最近良く使ってるのはダイワの「スティーズポッパー 70F」です。

 

ポッパーでよく釣れるシーンとしては、「壁際ギリギリ」という所で反応が良い事があります。たぶん転がり落ちてくるカニを狙ってる奴がいるんで、そこに合わせて落とすと簡単に釣れることがあります。またはペンシルに出ない日に使う感じですね。

あとポッパーでは「音」にこだわると良い気がしています。軽快にポコン、ポコン、という音が出せるものが強いかなと感じています。どんな音なのか、というと・・・シルバーポップ60をヤフオクとかメルカリで探してみてください・・700円以下くらいで買えると思うので。

 

トップチニングの場所について

いわゆる河口エリアがメインになってくるわけですが、河口の中でもやはり「シャロー帯」であることが必須です。

水深は1〜1.5m以下くらいが良いですね。そうじゃないとやはりチヌが気づいてくれない事が多いと思います。

その中でもさらに、出来るだけ小場所のほうがとりあえずは釣りやすいと思います。

とりあえず川幅が30〜50m程度の場所が良いかなと思いますね。狭すぎるとチヌに気づかれるし、広すぎると水深があったり狙いが定まらない場合があります。

 

チューニングについて

昨日書いて即同じことを書くのも何ですが、スプリットリング2つ付け、は結構効果的だと感じております。

これにしてからフッキング率が格段に上がった事を実感してまして、これまでミスバイトだらけでボウズ続きだったのに、これにしてからキャッチ率が思いっきり改善しました。

今では気に入ってるペンシルは全部このセッティングです。使ってるのはゼスタのハードスプリットリングですが、別に何でもどうぞ。

 

 

トップチニング用の必須ツール

チヌに限らずですけど、トップウォーターは「針先が鋭いこと」がとにかく重要です。だってとにかく掛からないんだもの。

フックをこまめに交換する事が何よりなんですが、フックも最近高いんで、多少なりともフック代を節約するために必要なのがコイツ。

第一精工のオマツリシャープナー。これは必須アイテム。フックシャープナーと、バックラッシュを直すための「おまつりほぐしピック」(針です)が付属していて、ベイトアングラー必須なアイテムです。

 

トップチニングのラインセッティング

あくまで私がやってるセッティングですが

・PE 0.6〜0.8号程度(高比重じゃないもの)

・リーダーはナイロン3〜4号程度

という設定でやっています。フロロリーダーでも別に釣れますけど、やっぱトップなのでリーダーが比重が低いほうが良いかなと思ってます。レッドペッパーなんかはフロロのほうが良い、と言われたりもしますね。

ナイロンと書きましたけど私が使ってるのが、DUELのハードコアパワーリーダー。カーボナイロンですね。

300m巻きのカーボナイロンラインを使うこともありますけど、やはりリーダー専用のパワーリーダーのほうが耐久性・太さが均一といった点で優れています。

PEは別に好きなものを使えばいいと思いますが、私はデュラセンサーX4の0.8号です。0.6号も使ってましたけど高切れリスクを回避するために0.8号です(2回位吹っ飛んだけど何とか引っ掛けて回収成功した)

 

ロッドとリール

まあ14g程度のものを投げるので、そのくらいのものに対応出来るようなロッドだったら別に何でも・・とは思いますが、長すぎると疲れますし、短すぎると飛距離が足らない、なんてことが起きると思いますので、7ft〜8ft以下くらいのものが良いと思います。対応ルアーウェイトは5〜20gくらいのものがいいかなと。

私は普段ロッドがChamploo Stick、リールがアルファスSV TW 800S-XHLですね。

アルファスの800Sであれば、ポッピングダック(6.5g)なんかも普通に投げられますしそこそこ飛距離も出ます。

ので比較的軽いポッパーを投げられるし、スーパースプークJrの14gも快適なので、アルファスがオススメですね。

そこそこ巻取り量があったほうが良いので、22モデルのXH(一巻き85cm)が良いと思います。

 

スピニングを使う場合は、ロッドが礁楽、リールが23エアリティですね。

ちなみによく使うのはベイトです。何でかと言うと、横風が強いとラインがフケてしまうのですが、ベイトのほうがサミングで早めに押さえたりしやすい、という点と、やはりダイレクトに掛けたいという点からでして、別にスピニングでも何ら問題ありません。小型のルアーだとスピニングのほうが飛ぶので、風のない日はスピニングも使います。正直言えば気分で使い分けです。

ちなみに、別にスピニングタックルだったら格安のロッド&リールでも別に全然問題ないです。オッサンなので出来るだけ軽いものを使ってますが、リールなんてレガリスLTとかでも全然余裕だと思います。

 

トップウォーターの良いところ

なんたって「お金が掛かりません」です。だってスーパースプークJrなんてヤフオクで800円〜くらいですし、トップウォーターなので根掛りしません。

ボトムのチニングやってると、仮にツ抜けするまでにワームが2〜3個、根掛りでタングステンシンカーを失ったりすると1釣行で500円〜するわけですが、トップならそんな心配は皆無です。

高切れでロストすることはありますが、なんやかんや回収できたりするんで今年はまだロスト0。

 

あ、悪い所はボトムに比べると全然釣れないところです(笑)

 

釣れない事への精神力は向上します。

 

まとめ

とりあえず、騙されたと思って90〜100mmサイズ、ラトル音がうるさいペンシル、を使ってみてください。

よくわからなければ、スーパースプークJrがいいです。中古でもいいので、是非ラトル音を聞いてみてください。

小さいペンシルを投げるチニングより、これからはアピール力重視の90〜100mmを投げる時代ですよ。

 

ふと気になったんですが、今の所誰からも「トップで釣りたいので教えてほしいです」と言われたことがありません。今年のトレンド間違いないのに・・。

 

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