海のパワーファイターである「青物」と戦う釣りが「ショアジギング」。
一度青物を掛けようものなら病みつきになる、そんな釣りです。
ですが、強烈な引きに対抗するため、どうしてもロッド重量が重くなりがちで、なかなか気軽な釣りでは無い現状と、防波堤のような場所ではそこまで大物が来ることも少ないので、もっとお手軽に出来ないか、という点が求められています。
このあたりはメジャークラフトが「ライトショアジギング」「スーパーライトショアジギング」といったよりお手軽なショアジギング対応のロッドを多くリリースしていますが、遂にダイワからも「これまでよりお手軽な」軽量ショアジギングロッドがリリースされます。
今回登場するのが、既に価格がお手頃で人気の「ジグキャスター」、上位版の「ジグキャスターMX」に続き、MXのライト版としての
ジグキャスターライトMX
が登場です。
ジグキャスター、ジグキャスターMXとの比較
まずは標準のジグキャスターのスペックがこちら。
出典:ダイワ
主に自重部分がライトとの違いになりますが、概ね200g以上といったところ。
価格は非常にお手頃で実売は1万円前後といったところでしょうか。
大型青物を狙う、潮の流れが早い場所であれば「96H」「97MH」くらいが良いと思いますが、一般的な場所でしたら「96M」あたりが良さそうです。
そして上位版の「ジグキャスターMX」がこちら。
出典:ダイワ
重量はジグキャスターと概ね同じような重量ですが、各パーツがグレードアップされている分だけ価格が高くなっています。
で、今回のジグキャスターライトMX。
出典:ダイワ
今回は「ライト版」ということで「89L」のようなスーパーライトショアジギングに使えそうなものと、「98ML」といったライトショアジギング用のロッドまでの3タイプのリリースになっています。
自重もかなり軽くなって「145〜170g」となっています。
とにかくショアジギングは対象魚が回遊してくるまで、1日中シャクリ続ける釣りになるので、「軽量さ」は重要な要素だったりします。
ガチのショアジギング対応ロッドではありませんが、お手軽に防波堤で楽しむには最適なロッドになっているようですね。
ジグキャスター ライト MXのその他特徴
2ピースの穂先側(#1)のブランクは、曲がり込むが戻りが早くなるように設計。元側(#2)は粘りが強くなるように設計している。曲がりやすい#1によって、ジグをしゃくった際、力がかかるポイントが手元にくるため、強い力を使わずにジグを跳ねさせることができるうえ、長めに設定した脇に挟みやすいリアグリップの相乗効果もあって、非常に軽快にしゃくったりファイトができる。一方、ロッドの反発を使ってジグをしゃくるショアスロー釣法や、ジグヘッドリグをダートさせるワインド釣法も快適。
ワカシやサゴシ、サバなどの青物をはじめ、キジハタやカサゴなどの根魚、タチウオまで、あらゆるターゲットを誘い、粘るバットが魚の引きをしっかりと受け止める。
出典:ダイワ
「2ピースの穂先側(#1)のブランクは、曲がり込むが戻りが早くなるように設計。元側(#2)は粘りが強くなるように設計している。」
と、あるようにショアジギングでは「ジグを軽快に動かす」というのが重要な要素になりますので、「戻りが早くなる」というのはジグを跳ね上げる動きにも関わってくるので、この設計がジグをシャクるのを非常に楽にしてくれます。
また長めのリアグリップを脇に挟めるように設計することで、シャクリを格段に楽にしてくれますが、こういうところが一般的な「シーバスロッドとの違い」だったりもします。
ショアスローやワインドも可能、ということで、反発力がウリのロッドのようですね。
ワインドと兼用するなら「89L」が最適で、「98ML」まで行くとやりにくいと思うので、そのあたりは注意して選びたい所。「93ML」はワインドもショアジギングも捨て難いので1本でなんとか・・という人に良さそうですが、悪く言えば中途半端になりがちなので気をつけたい所ですね。出来ないわけではなく操作性落ちるという感じです。
という、ダイワからよりお手軽にショアジギングを、というロッドが遂にという感じなので、気になる方は是非チェックしてみてください。
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