調子に乗ってカルカッタコンクエストDC 101HGを買ってみた
先日、珍しく低価格帯のリール「レガリスLT」を買いまして、実売が7000円くらいだったんですけど、そんなコスパ製品と180度真逆に位置するであろう至高のリール、
カルカッタコンクエストDC 101HGを購入しました
我ながらこの真逆のギャップが恐ろしい・・。先日のレガリスは7,000円程度で、割と悩んでから買ったのにカルコンDCは5万円超えである。
買う前にもろもろyoutubeやブログのレビューを見たのですが
・重い
・絶対必用かと言うと不要、ロープロのリールの方が使い勝手が良い
・でも丸形かっこ良い
という、例えばアジングでは2000番以下の軽量なリールが基本必要、というように、狙う魚種にはこのくらいのリールが必要、的なものがあるわけですが、このカルカッタコンクエストDCについては、正直「巻き心地」「剛性」は最高レベルにあるんですけれども、
正直無くても済む、他のリールで十分である
というリールなんですよね。ぶっちゃけ先に言えばタトゥーラSV TWのほうが価格考えると優秀です。シマノ好きなら20メタニウムとかね。というかアンタレス買えちゃいますしね。
ただ、性能として価格に見合うほどの箇所は正直それほど無いにも関わらず、なぜこのリールが人々を魅了するのか(たぶん一部の人だけですが)という気持ちもなんとなく分かってきたのでインプレです。
とりあえず開封の儀
このブラックカラーの箱・・・!ステラほどの凝った箱ではありませんがとりあえず箱もカッコいい。
そして取り出してみますと
カッコいい。というか正直カッコいいから買った、それだけである。
ちなみに最近中級クラス以上じゃないと付属しない、リール袋などが付属します。
今回採用されているDCブレーキはIDC-5なので、強風下で使う「W」から順に4〜1という感じでブレーキが弱くなるので、重いルアーは1で投げる事になります。
とりあえずカルカッタコンクエストDC 101HGでルアー投げてみた
今回買ったのは「101HG」なので、100番サイズのレフトハンドルのハイギアモデル、という事になります。
一巻きは70cm。さすがにノーマルギアの一巻き58cmはシーバスではキツいのでハイギアを選択です。
今回100番サイズが出たことで33mmスプールを搭載しておりまして、200番に比べて軽量なルアーを投げることが出来ます。
私の用途であるシーバスの場合、7〜8g程度の軽量ルアーを投げることもあるので、個人的には100番サイズのほうが合っていると思っています。
で、早速PEラインを巻いてルアーを投げてみました。投げてみたのはグルービン65Sから。
約12gほどのルアーなので、余裕で投げられる範囲なわけですが、まずyoutubeで大流行な「ノーサミングでキャスト」をやってみました。
結論「Wモード」にしていればノーサミングで余裕で使えます、が、
ブレーキ強すぎるだけじゃん
という印象を拭えません。飛距離もあまり出ませんし、余程の強風下で無い限り、まあ普段使うことは無いでしょう、という感じですね。
ブレーキ2〜3くらいがちょうど良さそうです。
で、一気に30gほどあるVJ-28をセットし、ブレーキを1にした結果
さすがDC、よく飛びます
なぜか私がキャストすると、モアザンPE TWよりスティーズSV TW(1012G1スプール)のほうがルアーがよく飛ぶわけですが、それに匹敵するくらいの飛距離が出ます。若干ピーキーな感じはありますが、極端にラインが浮いたりはせず、サミングすれば余裕です。
7g程度の軽量ルアーも投げてみましたが、普通に投げられます。
あとふと思いましたが、「バックハンドで投げる」時はDCのほうがSVより使いやすいですね。伸びがあります。
ハイギアの巻き心地はどうか
ギア比が高くなると当然巻きが重くなるわけですが、このフルメタルボディの剛性感から、巻き抵抗の強めのルアーも余裕で巻けます。
100番サイズでもかなりのパワーを感じますね。巻心地も最高です。
しかしパワーや重量がありすぎるので、「ルアーの些細な振動や変化を感じ取りにくい」という点はありますが、別に私プロアングラーじゃないので、そこまで気になるほどでもないかな、という印象です。当然ながら魚が触ったら分かります。
ノーマルギアだとさらにパワフルになってしまうので、バス釣りじゃなければ個人的にはハイギアがオススメ。
対トラブル性能
はっきり言いまして、IDC-5搭載ですが、ダイワのSV機にはトラブルレス性能は劣る感じがします。
SV機はとにかく余程ブレーキを緩めない限り、トラブっても軽度に済みますし、タトゥーラSV TWであれば、ブレーキを「2」とか極端な事をしなければ、ほぼトラブルなしで使えます。
残念ながらバックラッシュ等の対トラブル性能はタトゥーラSV TWのほうが上ですね。
結局・・必要なのかどうなのか
結論ですね、別に無くてもいいんです。カルコンDC。
タトゥーラSV TWより50gも重い、値段は2.5倍、軽量ルアーの扱いもトラブルレス性能も20タトゥーラSV TWのほうが上、なんですよ正直ね。
特にキャストをミスって水面にルアーが当たってしまう、障害物にルアーが触れると重度のバックラが発生するわけですが、タトゥーラ SV TWは「ブレーキ6程度」にしておけば、バックラッシュもかなり軽度に済みますし、必要十分な飛距離も出ます。軽快な使い勝手もやはりロープロのリールのほうが良いわけです。
勝っているのは巻き心地や飛距離かな、という所なんですが、ぶっちぎりにいいところとして
見た目と巻き心地
これなんですよ。正直釣りフェスティバルで触って、これは欲しい、と思ったのがカルカッタコンクエストDCだったんですね。
見た目のかっこよさと、堅実なキャストフィール、巻心地の良さ
この3つがあるだけで正直「所有欲を満たすリール」としては最高レベルなわけです。
何度もキャストしたくなる、そんなリールです。
とにかく何度も投げたくなる、フィーリングと巻き心地(&見た目)
これがファンを魅了する部分じゃないでしょうか。
特にトラブルが多いわけでもないんですが、正直お値段からするとそこまでオススメするリールではないです。丸型リールやカルカッタコンクエストを前から好んで使っている人、そんな人々はカルコンDCでシーバスなんていかがでしょうか。
正直、気に入らなかったらすぐ売り飛ばそうと思ってたんですが、これは残してタトゥーラSV TWと気分で使い分けして使おうかなと思っています。
とりあえず5万円くらい余裕で出せるわ
って人にはオススメですが、どうせ5万円出すならベイトにこだわらなければヴァンキッシュやセルテートが余裕で買えるので、
コスパ最悪レベルですが、かっこよければ気にしない
こういうファンが使うのが良いと思います。カルカッタコンクエストの泥沼へどうぞ。
ちなみに普通に考えると
本来シーバス用にラインナップされているシマノのベイトリールとしては
・エクスセンスDC
・エクスセンスDC SS
なんてものがありますので、普通はこっちを買ったほうが良いかと思います。DC SSは2万円台で買えますしね。
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XGの巻取り量が欲しい、というような場合にもこっちになりますね。(カルコンDCはHGまでしかないので)