雨で暇だったので、「カイジ 破戒録編」の最初の敵となる「班長」をメインにした「1日外出録ハンチョウ」が出てたので何となく買ってみました。
「カイジ」の作中では「イカサマをしてチンチロで荒稼ぎ」をしている班長の大槻ですが、作中では確かに「獲得したペリカの使い道」については特に何も触れられていません。
本作は「荒稼ぎしたペリカを使って1日外出券」を得た班長の過ごし方を題材にしています。
とりあえず思うのが
よくこんな不人気キャラを主人公にしましたね・・。
というところです。最初は読む気も無かったのですが、何となく雨で暇だったので買ってみたんですけど、
思ってたよりは面白い
です(笑)
福本漫画の汎用性
僕トネガワも全巻持ってるんですけど、同じ人が書いてるのだろうなと勝手に思ってたんですけどね
違うのです
原作はトネガワと同じ萩原天晴、協力に福本伸行。
でも作画が違うのです。
福本伸行の漫画のある意味凄いところは
誰が書いても割と違和感が無い
というところだったりします(笑)
これドラゴンボールだったりしたら、たぶん他人が書いたら違和感が半端ないんですけど、福本漫画はこれがありません。これは凄いことです。
サザエさんを人にカンニング無しで書かせたら、割とカツオとか難しいんですけど、たぶん読んだことがある人に「カイジ」を書かせたらそこそこいい線行くのではないかと。
そして本編
Amazonの紹介文がウケる(笑)
地の獄…! 底の底…! 帝愛地下労働施設…! 劣悪な環境である地下にいながら「1日外出券」を使い、地上で贅の限りを尽くす男がいた…! その名は大槻…! E班・班長にして、1日を楽しみ尽くす匠…! 飲んで食って大満喫…! のたり楽しむ大槻を描く、飯テロ・スピンオフ第1巻‥!
この「たいして期待感を持たせない」紹介文がある意味秀逸です(笑)
そして巻末に特別読み切りが収録!完全に誰得な読み切りです。
「1日個室録 ヌマカワ」
誰だよ!っていう話ですが、班長大槻の手下みたいなチョビヒゲの人がヌマカワです。
そして作中で一部の人だけに驚愕の事実が明かされるのですが
ヌマカワって宮崎出身
宮崎在住の僕としては妙な親近感が湧きまして、作中でも「チキン南蛮」を食べますが、宮崎って何処行っても鶏料理屋ばかりで、さらに「チキン南蛮」なんてどこの居酒屋でもあるんですよ。
宮崎で飲みに行く時に
鶏以外で
とか言ってはいけません。急に敷居が高くなる、というかセレクト難しいです。
という余談だらけになりましたが、気を抜いて読めるのがこの「1日外出録 ハンチョウ」です。
コメント