このブログを何回か見たことがある方はお気づきかもしれませんが、私は「ダイワ贔屓」という印象を受ける人も多いのではないでしょうか。
ロッド → ダイワが多い
ルアー → ダイワが多い
という、この２点においては完全にダイワ製品が多いのですけど、実は「リール」に関してはダイワとシマノ半々くらい、という比率だったりします。
という事で、このリールに関しては特にどっちを贔屓するわけでもないという状況において、似た価格帯であるベイトリール「ダイワ ジリオン SV TW」と「シマノ スコーピオンDC」を個人的な感想で比べてみます。
ちなみに先に言っておきますと「どっちもそんなに遜色は無い」と言って差し支えない感じです。
１．飛距離
30g程度までのルアーを使った感想ではありますが、ほんの少しだけ「ジリオン SV TWのほうがよく飛ぶ」と感じます。
これ、ジリオン SV TWの場合ブレーキ設定が0〜20まであるんですけど、スコーピオンDCは「AUTO〜１」という設定で、５段階（ラインによって大本の設定を変える事は可能ですが）程度の設定です。
これは良く言えば設定が簡単、悪く言えば細かい設定は無いというお話になります。
ちなみに「ジリオンの方がよく飛ぶ」というのは、ブレーキを「２」くらいのかなりピーキーな設定にした際に、スコーピオンDCより飛距離が出ると感じますが、その半面トラブルと隣合わせな設定なので、常用する時は「３以上」にしてたりします。
２．巻き心地
部屋で空回しすると「あれ、ジリオンのほうが全然良いぞ？」と感じます。
という事でジリオン圧勝か・・・？と思いきやですね、「スコーピオンDCは実釣において精度の高さを感じる」という感覚を受けました。
キャストしてルアーを引いてくる、という、何百回も繰り返す動作において、「シマノらしい精度の高さ」を感じます。
ただ、かといって「ジリオンSV TWがダメなのか」というと全くそうではなく、空回しでは分からない良さがスコーピオンDCにはある、という事で、ほぼ互角と言っても良いレベルだと思います。
剛性が高そうな感じのしないスコーピオンDCですが、やはりシマノらしい巻き心地は健在、という感じですね。
追記：しばらく経ったらスコーピオンDCのほうが良い巻き心地になってきたような気がします
３．見た目
これは、とても地味なスコーピオンDCに比べ、高級感のあるジリオンSV TWのほうが良いと思います。
これですね、、原因は正直「スコーピオンDCはDCユニットにコストを掛けた」ため、全般的な素材の高級感に劣る、という感じです。
実釣において何ら影響は無い部分ではありますが、スコーピオンDCのほうがチープな印象を受ける感じです。あとスタードラグが小さいのが意味不明ですね。スコーピオンDC。
４．対トラブル性能
正直、慣れればどっちも全然トラブル無いんですけれども、「対トラブル性能」という点においては、「ジリオン SV TWのほうが良い」と思います。
とにかくバックラッシュが少なく、且つ仮にバックラッシュしても軽い状態で済むので、余程無理をしない限りは大抵のトラブルはすぐに直せます。
まあ、どちらもブレーキを緩めすぎるとバックラッシュするんで、飛距離を求めるとサミング必須という点においては大差は無いんですけどね。
じゃあジリオン SV TWのほうが良いじゃん、となるわけですが、ここでやはり「DCの便利さ」という点もあります。
何が便利か、というとシーバスのナイトゲームにおいて、「DC音で着水を判断する」という事が出来るのは結構なメリットです。
着水直前にDC音が変わるので、そこでサミングすれば良く、ルアーの着水タイミングを目で見ずとも分かるのは非常に便利。
５．選択肢の多さ
これもジリオン SV TWに軍配が上がる内容です。
一巻き58cm〜97cmまで４種類のギアの選択肢があるのはジリオンになりますので、巻きモノ用にローギアを選んだり、とにかくハイギアでカバーを打っていくという釣り方の両方の選択肢がある、というのはメリットですね。
まあ、複数台買う人用の話ですが
というわけで個人的なオススメは「ジリオン SV TW」ですが
という結論に至るわけなんですけど、最初に書いたようにそんなに遜色はありません。
・シマノ好き
・DC音好き
→スコーピオンDCで満足できます
・全体的な高級感、剛性感
・トラブルレス性能
→ジリオンSV TWにしましょう
というくらいで、正直大差は無いと感じます。
まあ、僕は正直ですね「DC音大好き」な人なので、気分によってこの２台を使い分けようと思ってる感じで、スピニングほど大きな差は感じないという印象です。
当面はベイトリールは足りていますが、来年メタニウムDCが新しくなったりしたら買うんじゃないかな、と思いますね。
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